メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ネザーランド・ダンス・シアター『ベラ・フィギュラ』-

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2005年12月22日(Thu)

ネザーランド・ダンス・シアター『ベラ・フィギュラ』

カテゴリー:コンテンポラリー・ダンス記事編集

『ベラ・フィギュラ(Bella Figura)』
【演出・振付】 イリ・キリアン(Jiri Kylian)
【出演】 ネザーランド・ダンス・シアターⅠ
【衣装】 ヨーク・フィッセル(Joke Visser)
【音楽】 ルーカス・フォス(L. Foss)「サロモン・ロッシ組曲」から
     ジョバンニ・パディスタ・ペルゴレージ(G.B. Pergolesi)「悲しみの聖母」から
【収録時間】 約30分
NHKで以前放映された映像を鑑賞。イリ・キリアンという振付家の名前は知っていたのですが、私にとっては、これが初めて見るキリアン作品でした。
この作品に興味を持ったキッカケは、パリ・オペラ座の2005-2006のシーズン・スケジュール。その内に、Kylian / Lagraa / Teshigawaraのプログラムの紹介ページに『ベラ・フィギュラ』を踊るルグリを見つけ、ルグリの公式サイト(http://www.manuel-legris.com)でもBella Figura de (J. Kylian)を踊ると発表されて以来、どんな作品なのかずっと気になっていました。そして、先日読んだ雑誌DDDの11月号のキリアン特集を立ち読みし、Bella Figuraの紹介ページに写っていた写真の女性ダンサーたちが上半身裸だったことに衝撃を受け、どんな作品なのか、さらに興味が深まっていたところ、このNHKによる映像と巡り合えました。
 この作品は、30分ほどの作品です。作品を見た感想を一言で言うなら、とても厳かな空気を感じました。音楽がミサ曲のような雰囲気だからかもしれませんが、踊り自体も厳粛な雰囲気。かといって堅苦しいわけではなくて、振付の中には、ちょっとした遊び心みたいなものもあるのだけれど、それがうまく厳かな空気に溶け込んでいて、全体としては、どこかしら崇高な雰囲気のする作品でした。
 私はコンテンポラリーダンスは、あまり得意ではないのですが、この作品とは相性がいいみたい。作品の意図するものに対して、何の予備知識もなく鑑賞したのですが、不思議ととても心地の良い、癒しに近い気分を感じながら鑑賞することができました。この作品の動きは、とても綺麗。音と動きに違和感がなくて、不自然な形が不自然に感じないぐらいに綺麗でした。ダンサーたちも、この作品をじっくりと踊りこんでいることがよくわかります。もう作品に溶け込んでいるというのでしょうか、パ・ド・ドゥはもちろんのこと、群舞も動きが個々のダンサーや音楽としっかりとシンクロしていて、作品とも音とも一体化している感じがしました。そういう違和感のなさが、とても見ていて心地よかったです。写真でみた、上半身が裸の女性たちも、まったく性的ないやらしさや卑猥さを感じさせない存在で、美しい姿態を素直に眺めさせるためだけに半裸でそこにいて踊っているといった雰囲気でした。性的な感情を呼び起こさない崇高な物体としてのこの美しい姿態こそが、イタリア語でつけられた表題の“ベラ・フィギュラ”なのかな?と勝手に解釈したのですが、違うかな?とにかく、感じるがままに楽しめた素敵な作品でした。これをルグリが踊るなんて、素敵でしょうねー。
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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 20:23:43│
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