パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」
◆1幕◆
1.庭師、2.異性間の観察、3.アプローチ・ゲーム、4.出会い
◆2幕◆
5.庭師、6.柔らかな色香、7.欲望、8.征服、9.抵抗
◆3幕◆
10.夢/庭師、11.嘆き、12.熱情、13.失神、14.開放、エピローグ/庭師
【振付・演出】アンジュラン・プレルジョカージュ
【出演】イザベル・ゲラン ローラン・イレール 他
【舞台装置】ティエリ・レプルスト
【衣装】エルヴェ・ピエール
【音楽】W.A.モーツァルト、サウンド・コンポジション、ゴラン・ヴォイヴォダ
【収録】1999年 パリ・オペラ座 ・バスティーユ
【第一幕】
序曲/交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425 アダージョ
庭師 (サウンドトラック)
1.異性間の視察/アダージョとフーガ ハ短調K.546
2.アプローチ・ゲーム/6つのドイツ舞曲K.571から
3.出会い/ピアノ協奏曲変ホ長調K.449 アンダンティーノ
【第二幕】
庭師 (サウンドトラック)
4.柔らかな魅力/セレナードK.525 ロンド
5.欲望/ディヴェルティメント 第11番ニ長調K.251 アンダンティーノ
6.征服/音楽のたわむれ「村の音楽家の六重奏」K.522 ブレスト
7.抵抗/ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調K.450 アンダンテ
間奏曲 交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425 アダージョ
【第三幕】
8.夢 / 庭師 (サウンドトラック)
9.嘆き/バッハの作品による6つのプレリュードとフーガ K.404aからアダージョ
10.熱情/ディヴェルティメント 変ロ長調K.137 アレグロ
11.失神/セレナード ニ長調「ハフナー」K.250 アダージョ
14.解放/ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488 アダージョ
エピローグ / 庭師 (サウンドトラック)
※リージョンALLの北米版インポートDVD(※日本のDVDプレーヤーで普通に再生可能)がAmazon.co.jpで2008年7月8日に発売されるようです。Amazon.co.jpで2008年7月8日に発売されるようです。現在予約受付中
NHKBSで放映された映像を、念願叶って、ついに観る機会に恵まれました。フランスではDVDで発売されているようですが、日本、北米では発売されていない貴重な映像なだけに、鑑賞できる幸せを改めて噛み締めつつ鑑賞。それにしても、噂には聞いていたけれど、本当にローラン・イレールの魅力

炸裂ですねー。これを見れば、イレールへの恋心

が燃え上がること間違いなしです。っていうか、これを見て、イレールに惚れない人っているの???とさえ思います。私は、イレールが冒頭の片方の眉をキュっとあげる、あの表情をみただけで、クラクラでした。カッコよすぎます。アンジュラン・プレルジョカージュの作品は、これが初めてだったのですが、基本的にコンテンポラリーが得意でない私でも、十分楽しめた作品でした。とてもオシャレな舞台ですね。恋愛における男女の心の機微を、ひとつひとつモーツァルトの調べに合わせて表現しているのですが、モーツァルトの時代に合わせたようなゴシックな衣装と、モダンでシンプルなセット、そして、どことなくアバンギャルドな振付、この3つがうまく融合して、独特の空気をかもしだし、その空気がとてもオシャレでハイセンスで、まさしくパリ・オペラ座的。どなたかが、もっともパリ・オペラ座らしい作品と言っておられたのも納得。この雰囲気を出せるのは、パリ・オペラ座ならではだろうなーと思いました。私にとって、バレエを見る楽しみのひとつでもあるのが「衣装」なのですが、オペラ座の衣装は、毎回上質でセンスがよくて感動させてくれます。今回も全幕を通じてとても素敵でした。とくに、1幕では、女性は男性と同じデザインの衣装で登場します。女性の振付や動きも、どこか男性的。それを見たときに、ファッション・デザイナーのジョルジオ・アルマーニが「女性は、男性の服を着た時に最も女性らしさを発揮する」と言っていたのを思い出しました。
「アプローチ・ゲーム」を椅子取りゲームにするあたりも面白い発想ですね。必死なのに優雅でカワイイ場面で、思わず見ていて笑みがこぼれました。私の目は、ひたすら画面のイレールを追いかけていましたけれど。(笑) そして「出会い」。ゲランを見つめるイレールの目に、ひたすらウットリ・・・。 イレールの踊りをそれほどたくさん見たことがあるわけではない私が言うのもおこがましいですが、彼の踊りは、いつもどこかクールなところがある気がします。その独特のクールさは、気品を引き立てる効果を持っていて、イレールの存在が、毎回、とてつもない気品の塊にみえます。そのイレールの持つ独特の気品とクールな踊りの間から見える愛だとか、優しさなんかが、べらぼうにセクシーで色っぽい。この、クールで、どこかもったいぶったような優しさが、妙に色っぽくて、私は大好きなのですが、この「ル・パルク」で表現される恋の駆け引きや、情熱は、そんなイレールにピッタリ。セクシーな男の色気の代名詞のような存在でした。当たり役と世間で言われるのも納得です。クールな状態から、恋に落ちて熱を帯びていく様子にグイグイとひきつけられてしまいました。イザベル・ゲランとも、とても絵になりますね。ゲランにもクールで芯の強い部分がシッカリとあって、まさしく大人の女性といった存在、そして理性や冷静さから開放されたあたりは、官能的で色っぽくて、とても素敵でした。印象的だったのは、イレールとゲランが二人でキスをしたままクルクルクルクルと回る場面。ひたすらうっとりさせていただきましたが、あの間、息はしてないのでしょうか?
「グラヴィーゴ」でニコラとオスタがキスしたまま踊る場面でもたいへんそうだなーと思ったのだけれど、こっちのほうが肉体的にもハードそう。ダンサーって、本当に凄いですねー。コール・ド・バレエも皆、そろいも揃って美男美女でとても素敵。ルックスだけでなく、このピタっと揃う動きは、さすがパリオペ!やはり、コール・ド・バレエは、こうでなくっちゃ!庭師たちのブレイクダンスのような機械的な踊りも面白かったです。
ローラン・イレールが見れる映像たち
 | しあわせ アレッサンドラ・マルティネス、ピエール・アルディティ、ジェフリー・ホールダー、ローラン・イレール by G-Tools |