メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋(マイヤリング)』 -

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2005年09月24日(Sat)

英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋(マイヤリング)』

カテゴリー:英国ロイヤルバレエ記事編集

英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』 MAYERLING
【振付】 ケネス・マクミラン
【音楽】 フランツ・リスト
【台本】 ジリアン・フリーマン
【美術】 ニコラス・ジョージアディス
【照明】 ジョン・B・リード
【指揮】 バリー・ワーズワース
【演奏】 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
【収録】 1994年
【出演】 イレク・ムハメドフ (ルドルフ皇太子)、ヴィヴィアナ・デュランテ(マリー・ヴェツェラ)、レスリー・コリア(伯爵夫人マリー・ラリッシュ)、ジェーン・バーン(王女ステファニー)、デレク・レンチャー(フランツ・ヨーゼフ1世)、ニコラ・トラナー(エリザベート皇后)、ゲルト・ラーセン(ヘレナ・ヴェツェラ)、ダーシー・バッセル(ミッツィ・カスパー)、スティーブン・ウィクス(ベイ’ミドルトン大佐)、スチュワート・キャシディ、アダム・クーパー、エロール・ピックフォード、ウィリアム・トレヴット(ハンガリー将校)、他

2006年8月25日に廉価版DVDが発売されるようです。

英国ロイヤル・バレエ リスト:バレエ(マイヤリング)全3幕~うたかたの恋~英国ロイヤル・バレエ リスト:バレエ(マイヤリング)全3幕~うたかたの恋~


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楽天市場でも取り扱いあり。
通常版はこちら

B000065BGVマイヤリング*バレエ
英国ロイヤル・バレエ
ケネス・マクミラン振付、イレク・ムハメドフ

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北米版インポートDVDはリージョンフリー。

B00006G8HKMayerling (北米版、リージョンALL)
kenneth Macmillan,Irek Mukhamedov,Royal Ballet

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CS(シアター・テレビジョン)で放映されていたものを録画鑑賞。市販されている「マイヤリング」というタイトルのDVDと中身は同じだと思います。
まず、お断りしておきますと、ワタクシは、ロイヤルバレエのお得意とする演劇系のバレエとは、基本的にあまり相性が良くありません。最近、ちょっと免疫がついてきて楽しむ余裕も出てきましたが、マイム中心で物語を運ばれるのは、あまり好きじゃないのです。この作品も例にもれず、かなりマイムと演技中心の作品でした。おかげで、映像も表情中心にカメラが追いかけていく感じなので、全身を見たい私としては、ちょっとイライラもさせられました。とくにパ・ド・ドゥのとき。カメラ寄り過ぎなんだってば!(怒)一番ムカついたのは、ルドルフとステファニーの寝室のパ・ド・ドゥのときのカメラ!迫力を煽るために、顔のアップと上半身アップを瞬時ンに入れ替えるというカット割で御丁寧に演出してくれるのだけれど、それが有難迷惑!(怒)。せっかくのパ・ド・ドゥの振り付けや動きの流れが、ちっとも見えなくて、イライラしました。振り付けを普通に見ているだけで、十分迫力のある場面なのにー。毎度毎度、わかってないよなー、ロイヤルのカメラって。まあ、このあたりは、好みの問題なので、これが好きっていう人もいるんでしょうけれど・・・。
好み云々を差し引いても気になったのがこの作品の舞台演出。暗転も含めて、幕数が多すぎやしませんかね?何回双頭の鷲のマークの場面切り替え映像を眺めたことか・・・・。映画じゃないんだから、そこまで、各場面を細かく分けて再現する必要があったのか?という疑問に感じました。そこまで細かく描きこんでいるわりには、ストーリーについても、ある程度知識がないと踊りだけで筋を追うのはキツイ印象だったし・・・。脇役たちがわらわらと登場するし、劇場の後ろの方だったら、誰が誰やら判別不能なんじゃないか?と思うほど、舞台上で人が入り乱れまくりです。幸い、ストーリーについては本を読んで知っていたし、「うたかたの戀」という1935年のフランス映画を見ていたので知識はあったのですが、それでも、コレ誰だったっけ!?状態でした。 こういうのを見ると、アダム・クーパーが振付けた「危険な関係」って、すごくスッキリと上手に纏め上げていたなーと今更ながらに思ってしまいました。この作品の寝室の凌辱場面で、ふと、アダム・クーパーの「危険な関係」を思い出したので、よけいにそんな印象を受けました。
 踊りに関してですが、素人目に見ても、難しそうな振り付けだなーと思いましたね。とくにパ・ド・ドゥ。滅茶苦茶たいへんそう。リフトなんかも、持ち上げるほうも、持ち上げられるほうも、こんな体勢で?と驚くような形の連続でした。あと、まあ、物語の特質上だからかもしれないけれど、ネットリとした踊りが多いのよね。このネットリ感、前半は面白かったんですが、延々続く後半以降、ちょっとウンザリしてしまった。というのも私、この作品でヴィヴィアナ・デュランテのマリーがどうにも好みじゃなかったのです。マリーってこんな女でしたっけ?どうも映画「うたかたの戀」でのダニエル・ダリューが演じていたマリーのイメージで頭の中にマリー像が出来上がっているので、どうもこのヴィヴィアナ・デュランテのねっとりしたビッチ臭が漂うマリーが好きになれませんでした。もともとヴィヴィアナ・デュランテ自身が好きじゃないのよね。顔立ちは嫌いじゃないんだけれど、あの体型がどうにも気になるのよね。膝下が短いし、頭が体の割に大きいし。おまけに存在感のある顔をしているので、よけいに頭部が目立つし。踊りよりも何よりもそこで引っかかって目が避けてしまう人。おまけに、今回、お尻がレオタードからハミ出てたのも気になったし・・・。登場シーンは、可愛かったんだけどな。ルドルフが自殺したのは、マリーが魔性でたぶらかしたような、いわゆるファム・ファタールな設定だったから、ああいうネットリとしたビッチなマリーになったのでしょうが、だとしたら、その設定自体が好きじゃないや。ルドルフに対して「あなたが逝くなら、私も一緒に逝くわ」的な美談的心中物語のヒロインじゃなくて、「オラオラ、死ねるもんなら、死んでみな!」みたいな、挑発系マリーだったもの・・・。死んじゃった(=ルドルフに殺されちゃった)のも自業自得っぽくて、ラストの棺桶を見ても、なんとも思わなかったし。
 この作品の中では、自由奔放な母エリザベート皇后、政略結婚の相手ステファニーニー王女、元愛人であった伯爵夫人マリー・ラリッシュ、酒場の女ミツィ・カスパー、そして心中自殺したマリーと5人の女がルドルフに絡んで踊るわけだけれど、結局のところ、マリー(デュランテ)以外の女性と踊っている時のほうが、イレク・ムハメドフは絵になっていたように思いました。私がアンチ・デュランテだから、そう見えたのかもしれませんけど。とくに元愛人の伯爵夫人マリー・ラリッシュを踊ったレスリー・コリアの執着心に満ちた演技と踊りはすばらしい存在感でした。イレク・ムハメドフも、かなり良かったですよ。今まで観た、どれとも違うイレク・ムハメドフという印象。高貴な空気も、自虐的な雰囲気も、哀愁も、孤独も、母へのやるせない思いも、ものすごくルドルフ皇太子らしく、ハマっていました。それにムハメドフって演技派ですねー。救いのない物語を踊り終わったあとも、カーテンコールでも神妙な面持ちをしていたのが印象的でした。役柄に入り込んでしまったら、あそこで笑顔なんて出ないのでしょうね。ルドルフのソロの振りは、ちょっと危うい空気を醸し出した、壊れたような感じの振り付けが印象的でした。あとは、やはりサポートですね。ひたすら、支える職人のようでした。でも私は、やっぱり飛び跳ねてる彼のほうが好きだな。「スパルタクス」の時みたいに。
町の酒場で出会う娘役のダーシー・バッセルは可愛かったです。スチュワート・キャシディ、アダム・クーパー、エロール・ピックフォード、ウィリアム・トレヴットを従えて踊るあたりの威勢の良さや、粋のイイ、下町パワーを感じさせる踊りもとても似合っていたし、好きですね。アダム・クーパーが時々出てくるので、アダム探しも面白かったです。でも個人的にはウィリアム・トレヴットのほうが男前でカッコイイと思いましたけど。

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 22:02:23│
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