メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ベルリン国立バレエ団 『ラ・バヤデール』(全4幕) (マラーホフ&セミオノワ)-

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2005年07月03日(Sun)

ベルリン国立バレエ団 『ラ・バヤデール』(全4幕) (マラーホフ&セミオノワ)

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ベルリン国立バレエ団 『ラ・バヤデール』(全4幕)
2005年7月3日(日) 15:00開演 琵琶湖ホール(大ホール)
【出演】
ポリーナ・セミオノワ(ニキヤ)、ウラジーミル・マラーホフ(ソロル)、ベアトリス・クノップ(ガムサッティ)、アンドレイ・クレム(大僧正)、アレクセイ・ドゥビニン(領主)、ディニュー・タマツラカル(托鉢僧)、ビルギット・ブリュック(ガムサッティの侍女)、ヴォルガング・ディエッツェ(トロラグワ、戦士)、ライナー・クレンシュテッター(黄金の仏像)、コリーヌ・ヴェルデイユ、マリア=ヘレナ・パックリィ、エロディ・プナ(影の王国のヴァリエーション)
【台本】マリウス・プティパ/セルゲイ・クデコウ
【音楽】ルートヴィク・ミンクス
【振付】ウラジーミル マラーホフ/マリウス・プティパ
【演出】ウラジーミル マラーホフ
【装置・衣裳】ヨルディ・ロイク
【演奏】関西フィルハーモニー管弦楽団
遅まきながら、初めて見た生マラーホフです。まず、舞台に現われた彼を一目見て思ったのは、「なんて美しいんだろう。」ということ。「マラホ-フってスタイル抜群で踊りも素敵だけれど、顔がスティーブ・ブシェミに似てるから微妙だよねー」なんて言ってた自分を多いに反省。舞台に立ったら、ひたすら、すべてが綺麗の一言につきました。やはり、一番感動したのは、そのサポートの美しさですね。とくにリフト。ふんわりと軽く、そして優しく持ち上げちゃうのよねー。踊っていなくても、支えているだけの彼が、とても美しく輝いて見える。やはり生粋&超一流のダンス・ノーブルは違うなぁ・・・と実感いたしました。ただ、素人目にみた印象では、おそらく、今日のマラーホフは本人として100%の出来ではなかったとは思うのですが(ソロの部分になんとなく勢いがなかった気がしたので。とくにジャンプ。)、それでも十分私を感動させてくれる人でした。あの有名な音のしない猫のような着地も健在で、遠路遥々、琵琶湖まで遠征した甲斐を実感いたしました。ちなみに、彼のソロルは、意外にも結構冷たいの。ニキヤが毒蛇に噛まれた直後はオロオロと動揺するものの、ガムサッティに手をとって誘われると、まだ息のあるニキヤをほったらかして振り向きもせずに立ち去っちゃったのだもの。かとおもえば、一人になると罪悪感に苛まれる様子はお見事で、すっかり同情させられてしまいました。最後はすっかりマリッジブルーなあたりは、母性本能をくすぐるいじらしさでした。
 一方、ニキヤですが、当初、ディアナ・ヴィシニョーワだった配役が、ポリーナ・セミオノワに変ったのですが、このポリーナちゃんのニキヤは、とっても素晴らしかったです。多少のミスはあったように感じたけれど、そんなことは些細なことで、彼女のニキヤは、本当に素敵でした。感情表現もさることながら、まず、何よりもルックスが美しい。とくに印象的だったのが足の甲の美しさ。そして、あのしなやかな体の動き、とくに腕、そして割れた腹筋のカッコ良さ。踊りも、まずバランスがしっかりしていて、体が全然ブレたり、軸がズレたりしませんし、見ていてウットリする踊りでした。そして、マラーホフとの体型的なバランスもバッチリ。ふたりとも頭がとても小さくて、手足がスラっと長く、そのプロポーションが与える雰囲気が似ているので、とても絵になります。マラーホフのサポートの美しさも相まって、パ・ド・ドゥでは、何度ウットリしたことか。ガムサッティのベアトリス・クノップも素敵でした。2幕のイタリアンフェッテで多少グラついたのと、そのあとの連続フェッテのフィニッシュが決まらなかったのが惜しかったかな。でもそれ以外は気になるところもなくて、何より、彼女の演じたガムサッティが可愛かったので気にいりました。もともと、ガムサッティは、好きなキャラクターなんですが、彼女の何が可愛かったかというと、ソロルと一緒にいるときの可憐さとソロルがいないときの性格のキツさの2面性。気が強くても、惚れた男にゃ弱いのさ~みたいな乙女心が伝わって可愛らしかったのです。そんな女二人の対決の場面は、迫力満点で見ごたえがありましたよー。あと、ダンサーでは、仏像の踊りが素晴らしかったですね。コール・ド・バレエは、まだまだ改善の余地がありそうな感じ。バラバラとは言わないまでも、揃っているとも言い難い。タイミングは合ってるのですが、いかんせん足の角度がね・・・。自己主張しすぎなアラベスクが時折目について、ありゃりゃと思った場面もありました。
 マラーホフ版「ラ・バヤデール」は、基本的にはロイヤルバレエのマカロワ版と同じような感じでした。象徴的に使われる小道具のスカーフは、4幕の血で赤く染まるところだけが、印象的だった程度でそれほど重要なキーアイテムだとは思いませんでした。セットは、思ったよりシンプルで、衣装はちょっと彩度を落とした色の組み合わせが垢抜けていてとっても素敵でした。
スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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