メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-パリ・オペラ座『アパルトマン』-

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2005年09月20日(Tue)

パリ・オペラ座『アパルトマン』

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パリ・オペラ座バレエ『アパルトマン』Mats Ek : Appartement
【振付】マッツ・エック
【出演】
[エトワール]
 カデル・ベラルビ、ニコラ・ル・リッシュ、ジョゼ・マルティネズ、クレールマリ・オスタ
[プルミエ・ダンスーズ]
 マリ=アニエス・ジロー、ステファニー・ロンベール、メラニ-・ユレル、アレッシオ・カルボヌ、ウィルフリード・ロモリ
[コールド・バレエ] 
 セリーヌ・タロン、ジェラルディン・ヴィアール、ミュリエル・ジュペルギー、エルヴェ・クルタン、ジャン=クリストフ・ゲリ
【振付】マッツ・エック
【演奏】フレッシュカルテット
【美術】ピーター・フレイジ
【収録】2003年、パリ・オペラ座ガルニエ宮 51分

B000244T5Gアパルトマン
パリオペラ座バレエ マッツ・エック


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楽天内のショップでも取り扱いあり。
北米版インポートDVDは、リージョンフリーとの噂です。
(※あくまで噂なので、購入は自己責任でお願いします。)

B0007ORE12Appartement
Ek, Osta, Gillot, Belarbi

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市販のDVDは、51分で5000円近くするので、かなり割高感がする上に、基本的にコンテンポラリーが苦手な私が、よりにもよってマッツ・エクの作品なんて受け付けるのだろうか?と避けていたのだけれど、ちょっと値下がりして売られていたのを発見し、好奇心に負けて買ってしまった・・・。 
 内容は、アパルトマンでの日常生活をテーマに、バスルーム、キッチン、テレビ、掃除機、などなどをダンスにしたという作品です。まさしくコンテンポラリー・ダンス以外の何物でもない作品で、意味がよくわかっていない部分もあるものの(防止用のフェンスとか)、意外にも抵抗なく楽しめました。それもこれも、このオペラ座のキャスト陣によるところが大きいです。私の場合はオペラ座ダンサーをよく知らなかった頃なら、ここまで楽しめなかった気がします。ある程度それぞれのダンサーの顔と名前と踊りの個性なんかが把握できるようになった今だからこそ楽しめた感じ。当時でこそプルミエですが、今や、ロモリもジロもエトワール。この短い時間の中で6人のエトワールの踊りをまとめて眺められるわけですから、短い時間でもお得かも。
 個人的に魅力的だったのは、男性ではカデル・ベラルビ!ステキすぎ。女性では下馬評どおりマリ・アニエス・ジロが圧巻。どちらも本当にステキで、二人がこんなにステキだなんて、もう少し早く知っていたら、無理してでも名古屋の「シーニュ」を見に行ったわ・・・・と後悔したほど。ジロは、「バスルーム」での登場からして、幕の下から這い出てきてとっても不思議な登場の仕方でインパクトが大きいのだけれど、踊りはさらに大きな体の四肢を生かして迫力満点でカッコイイ。ビデと踊る姿なんて、卑猥さなど微塵も感じさせず、それでいて、なぜビデ?という不思議な印象を与えるダンスをダイナミックに踊る。しかも脇にベラルビ、ニコラ、ロモリ、アレッシオと男性4人を従えて。この5人で踊る群舞(パ・ド・サンク?)がこれまたとてもカッコイイんだー。ジロは、男性4人に迫力負けしていないところが凄い。
 そんな彼らに負けず劣らず印象的だったのは「テレビ」でのジョゼ・マルティネズ。今までクラッシックの王子的な役を踊る彼しか知らなかったのですが、コンテンポラリー・ダンスのジョゼも素晴らしい。あの呆けたような、それでいて壊れたようなうつろな雰囲気を保ちつつ踊る美しい踊りにすっかり魅了されました。あのコブ付のグレーの衣装も不思議で面白い。しかしジョゼって、細いねー。タイツじゃなくて洋服になるとさらに細さが強調されていました。
 ニコラも予想を裏切らず良かったです。顔は、一体どうしたの?ってぐらいサルっぽく貧相でしたが、壊れたような振付も、ニコラが踊ると美しかった。すれ違うカップル?の雰囲気、なんとなくじわーっと感じました。何より、ニコラは手がキレイなんだよね。指が長くて細い。もともと私生活においても男性の手フェチな私なので、ニコラの手は、以前から注目ポイントだったのですが、ドアの後ろからスーっと手だけが出てきてセリーヌ・タロンの顔を撫でる場面で、「あ、やっぱりニコラの手は美しい!」と実感しました。でも女性(タロン)の顔面を足で撫でる振りは、ええ、そんなことまでしちゃうのかよ?ちょっと抵抗もありましたけれど。顔を足で撫でられて恍惚な顔を演じれるセリーヌ・タロンって偉大だと思ったわ。ニコラのシューズがお世辞にも清潔そうとは思えなかっただけに。(苦笑)セリーヌ・タロンは、コール・ド・バレエでありながら、マッツ・エックを躍らせたらパリ・オペラ座でも右に出る者はいないと言われている“マッツ・エクの申し子”だそうですね。コンテンポラリーに疎いので、その凄さは、私にはよくわからなかったのだけれど、きっと凄いのでしょう。
 一番好きなのは、やはり「キッチン」。ケンカしつつ、離れられない二人の雰囲気が面白かった。このベラルビには本当にうっとり。ヒステリックな妻(?)にイライラしつつも耐え、暖かく包み込もうとするような包容力っていうのかな?なんだかとても大人な大きな存在を感じました。オスタがガキんちょに見えました。その年の差を感じさせる組み合わせが、またかわいい感じでした。しかし解説書には「オーブンから赤ちゃんが生まれる!」って書いてあったんですけれど、あれって、生まれるっていうより、オーブンで焼き殺したように感じて、ちょっとゾっとしてしまった。だって、赤ちゃんを象徴する人形の色が黒いんだもん。生まれた赤ちゃんなら、普通ピンクとか肌色にしない?オスタの赤ちゃんの取り出し方も熱いものをバンと投げつけた感じだったし、ベラルビが赤ちゃんを抱く顔も怯えていたようにしか見えなかったんだけれど・・・。防止用のフェンスって、オーブンで赤ちゃんを殺した事件があのアパルトマンで発覚して、野次馬防止でフェンスされたのかと勝手に思い込んでました。妄想膨らませすぎですか?
 「掃除機の行進」も面白かった。女性ダンサーにあまり興味がないから(っていうか目がジロしか追いかけてなかったので他をよくみていない)、誰がどうという印象があまり残ってないのだけれど、全員バラバラな身長&個性&衣装で同じ踊りをするあたりが面白い。あの作り物の掃除機もなんだか滑稽なのにリアルだったし。
 しっかし、このパッケージの写真って、どうなんでしょ?マッツ・エクの作品(=コンテンポラリー)であることが、よーくわかる映像だとは思うのですが、もうちょっとニコラの顔がマシな写真を使っても良さそうだけどねぇ・・・。でもこの映像のニコラは、どの場面でもリス×サルで、ものすごーく貧相な顔でした。ヒゲは、似合わないと思うわ。

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 22:31:13│
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