メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ミラノ・スカラ座バレエ『ロミオとジュリエット』(フェリ&コレーラ)-

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2005年09月06日(Tue)

ミラノ・スカラ座バレエ『ロミオとジュリエット』(フェリ&コレーラ)

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ミラノ・スカラ座バレエ『ロミオとジュリエット』 Romeo&Juliet
【振付】 ケネス・マクミラン
【出演】 アレッサンドラ・フェリ(ジュリエット)、アンヘル・コレーラ(ロミオ)、ミケル・ヴィラノヴァ(マキューシオ)、ジャンニ・ギスレーニ(ティボルト)アレッサンドロ・グリッロ(ベンヴォリオ)、ブライアン・ヒュイソン(パリス)、セルジオ・サンヴィート(ロレンス神父)、他
【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ
【指揮】 デイヴィッド・ガルフォース
【演奏】 ミラノ・スカラ座管弦楽団
【収録】 2000年ミラノ・スカラ座公演収録 約2時間15分

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CS(クラシカ・ジャパン)で放映されていたものを録画鑑賞。おそらく市販のDVDと内容は同じだと思います。何度も申しますが、ワタクシ、「ロミオとジュリエット」はバレエに限る!と思っています。演劇でも、オペラでも上演されている作品ですが、心がピュアでない私のような人間には言葉にされると陳腐になりがちで受け入れにくい題材である「純愛」が、動きで表現されると自然に受け入れることができてしまうから。オペラなんかだと、恰幅のいいオバちゃんが、声を張り上げてジュリエットを歌って表現したりもするけれど、あんなビジュアルで10代の少女と言われても厳しいし。バレエは、動きでいくらでも年齢をカバーできるので、それだけに、この演目はバレエで見るに限ると思うのです。そんなバレエの「ロミオとジュリエット」の中でも、やはりフェリの踊るジュリエットはバレエ界の至宝とまで呼ばれるほどのハマり役。過去にフェリのジュリエットはガラ映像で何度か見たことがあったのですが、全幕観るのはこれが初めて。そして今回のこの全幕映像でも、フェリは、やはり妖精のように可愛らしいジュリエットを美しく踊り、微妙な心情も演じきっておりました。やはり、この人は“踊る女優”だわ。「ジュリエット」は、本当に天下一品!しかし・・・。フェリの素晴らしきジュリエットが輝くのは、ロミオを踊るすばらしいパートナーがあってのことなんだよね・・・。アンヘル・コレーラでは、正直なところ、ちょっと役不足かな?と思いました。彼はソロで踊るときは、生き生きと技術先行型(=飛んだり、跳ねたり)のダンスを披露してくれますが、サポートに「優雅さ」「余裕」がないので、パ・ド・ドゥが、ちょっと見苦しい気がしました。なので、せっかくのフェリの素晴らしきジュリエットの踊りが生かしきれていない印象。以前から、なんとなくアンヘル・コレーラには「勢い」はあれど、「丁寧さ」と「優雅さ」が足りないのでは?と感じていたのだが、ここでしみじみと感じてしまいました。やんちゃな役(『海賊』のアリ、『ドン・キホーテ』のバジル)なんかでは、違和感も感じずに、素直に「凄い!」と感嘆できた彼の踊りでしたが(それでも、もうちょっと「丁寧に!」とは思ったけれど・・・)、マクミランの「ロミオとジュリエット」は「丁寧さ」と「優雅さ」なしでは厳しいねぇ・・・。やはり、この人は、ダンス・ノーブルではなく、ダンス・キャラクテールなのかも。ソロの部分では、わりと「丁寧」に踊ってくれていて、回転の軸もしっかりズレずに回っていたので、おお!と思ったのだけれど、ひたすらに白い歯を見せてヘラヘラ笑っているのも、ちょっと馬鹿っぽいロミオだなぁ・・・・と気になって仕方がなかったし。口を閉じてると、オトコマエで、カッコイイのに・・・。なんだか、ロミオというよりも「ドン・キホーテ」のバジルが間違えて入り込んでしまったような感じなんだよね。そんな状態で、しかも技術見せ付け系ダンスで生き生きと踊られても、ノー天気で、自分大好きなロミオって感じにしか見えなくて、そんな自分大好き&ノー天気なロミオが、すべてを捨てて後追い自殺するかな?あ、でも馬鹿で単純じゃないと、後追い自殺なんて考えないか?ロミオって、もともと馬鹿な青年だったんだ!だとしたら彼の役作りは正しいのか?・・・なんてことを考えながら見てしまいました。でも、やっぱりマクミランの振付で「優雅さ」がなかったら、ツライ。他の人がラクラクと優雅に流れるような動きで踊る姿を見慣れてしまっていたので、それが当たり前だと思っていたけれど、優雅にマクミランを踊るということは、かなり難しいんだということが判り、ほかの方々を改めて見直しました。飛んだり、跳ねたりだけがバレエじゃないんだ!ってことを実感させてくれた映像とも言えるかも。ほかのキャストは、そこそこ良かったです。マキューシオもディボルトもパリスも。パリスなんて、ロミオ以上に優雅にジュリエットをサポートしていて、私だったら、パリスにしちゃうかも・・・と思うほどだった。ディボルトの憎憎しさもいい感じ。コール・ド・バレエの見せ場は少なめだったかな。私のベスト・ロミオはパリ・オペラ座のマニュエル・ルグリのロミオなので、どうせなら、これもルグリとフェリで観たかった・・・と感じたコレーラのロミオでした。

スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 22:10:02│
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