メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-シルヴィ・ギエム『最後のボレロ』-

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2005年12月01日(Thu)

シルヴィ・ギエム『最後のボレロ』

カテゴリー:東京バレエ団記事編集

シルヴィ・ギエム『最後のボレロ』(東京バレエ団 )
2005/12/1 大阪フェスティバルホール

【演目】
◆『テーマとヴァリエーション』
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I・チャイコフスキー
出演:上野水香、高岸直樹、高村純子、門西雅美、長谷川智佳子、平野玲、野辺誠治、長瀬直義

◆『Push』
振付:ラッセル・マリファント
音楽:アンディ・カウトン
出演:シルヴィ・ギエム、マッシモ・ムッル

◆『春の祭典』
振付:モーリス・ベジャール
音楽:イーゴリー・ストラヴィンスキー
出演:中島周(生贄)、後藤晴雄&木村和夫(二人のリーダー)、古川和則&氷室友(二人の若い男)、吉岡美佳(生贄)、高村順子&門西雅美&小出領子&長谷川智佳子(4人の若い娘)、東京バレエ団

◆『ボレロ』
振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル
出演:シルヴィ・ギエム、木村和夫、平野玲、古川和則、大島正樹、東京バレエ団
2005/12/1の大阪フェスティバルホールでのシルヴィ・ギエム『最後のボレロ』公演を見てきました。ギエムを生で見るのは2度目。そして、ベジャール作品を生で見るのは初めてだったのですが、ギエムの素晴らしさもさることながら、それ以上に、

モーリス・ベジャールって天才!

と心から実感した夜でございました。ベジャールという人の才能に猛烈に感動させられ、2006/01/27に発売される「モーリス・ベジャールの真実 」というドキュメンタリーDVDの購入をますます本気で検討しております。以下、それぞれの演目について。

◆『テーマとヴァリエーション』

バランシンだから、“考えるな、感じろ!”と自分に言い聞かせ鑑賞しましたが、微妙~。演目が苦手なわけではなくて、ダンサーたちが音に全然乗り切れてなかった気がして(実際、女性が4人で踊るところで、タイミングをハズしていた方が若干1名いたし・・・。)、私の気持ちも乗り切れなかった。上野さんと高岸さんのパ・ド・ドゥも、なんとなくモタモタしていた印象。上野さんの脚が、本当に軽々と180度上がることと、スタイル抜群なことだけは、しっかり確認できましたけど・・・。

◆『Push』

ギエムが惚れこんだラッセル・マリファントの作品だそうです。コンテンポラリー・ダンスですね。ちょっと中東を思わせるようなエキゾチックな雰囲気のリズムに合わせ、淡々と男女がパ・ド・ドゥを繰り広げる。くっ付けば離れたくなって、離れるとくっつきたくなる、そんな男女の心の機微が描かれているように感じました。(プログラムを買っていないので、ちゃんと理解しておりません。) 光と影の使い方、そしてギエムの体がとても美しかった。ギエムの体が自由自在に動くというのを目の当たりに見た感じ。ギエムだからこそハマる演目じゃないかなー。ギエムの衣装はキューティーハニーみたいでした。ただ、素敵な作品だとは思ったものの、ちょっと長いですね。単調なだけに、途中飽きてしまいました。それでもギエムの存在感は凄かったです。そして、ムッル、まるで黒子のようでした。またしても、彼の印象が全くありません。彼の長所って、もしかして、存在感を消してしまえることじゃないのか?とまで思う今日この頃。

◆『春の祭典』

スバラシイ!!!!

これは、大好きな演目となりました。シャルル・デュトワさんのCD&生演奏を聞いてハルサイアレルギーを完全に克服した後に見たので、感慨もひとしお。大感動させていただきました。やはり、ベジャールって天才だと思います。『ボレロ』の時にも感じたのだけれど、メロディーと振りが見事に融合してるのよね。特異な動きであるにもかかわらず、全くひとつひとつの動きに違和感を感じさせないの。しかも、今回、2階席から鑑賞したのだけれど、舞台全体を上からみると、そのフォーメーションの素晴らしさにも感動させていただきました。踊ったダンサーたちも素晴らしかった。とくに、男性群舞は、迫力満点で素敵でした。

◆『ボレロ』

以前見た公演で、ギエムの凄さは実感しつつも、それでもギエムにそれほど思い入れがあるわけでもない上に、映像でしか見たことのない『ボレロ』。しかも男性が踊るメロディーしか見たことがないので、正直なところ、いくらギエムとはいえ、あまり期待していなかったのです。ところがどっこい、蓋をあけてみたら、とにかくギエムが超~カッコイイ。「ギエム様、失礼いたしました」と土下座したくなるような神々しいカリスマオーラ満点の素敵な『ボレロ』でした。ジョルジュ・ドンや、首藤さんの何かが憑依したような原始性漂う『ボレロ』ではないのだけれど(※映像で見た限りでのイメージなんですけどね)、エレガントで、それでいて迫力はしっかりとあって、ジャンヌ・ダルクのような女戦士を連想させる素敵な『ボレロ』でした。『ボレロ』は手と腕のバレエだということは認識していたのだけれど、本当にギエムの手と腕の動きが描く曲線の美しいこと!腕だけではなくて、軽々と180度脚を上げ、しかも体のバランスが微動だにしない。これで、最後なの~?もっと何度も見たい!!!と後ろ髪を強くひかれてしまいました。ルグリを初めて生の舞台で見たときにも感じたのだけれど、カリスマオーラというのは、会場の隅々までもを照らすのよね。ギエムのエネルギーが舞台から、客席(しかも二階の後ろのほう)にいる私のところまで速球でズバーン、ズバーンとダイレクトに心臓めがけて飛んでくるような、まさしく『生』の踊りといった感じの『ボレロ』でした。そして、ここでも改めて、ベジャールの才能を痛感させられましたね。映像だとどうしてもメロディだけしか映らなくて、リズムの方々の動きを把握できていなかったのですが、全体像が見えると、さらにこの振付の完成度をリアルに実感できました。

カーテンコールのギエムが、これまたとてもとても可愛らしかったです。笑顔満点で、ファンの花束をひとつひとつうけとって握手をしている姿と、踊っているときのクールなイメージのギャップがとてもチャーミングに思えました。いままで、ギエムにとくに思い入れがなかったのに、なんだか好きになってしまいそうです。遅すぎ?


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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 23:35:24│
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