メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ドキュメンタリー『ジョン・ノイマイヤーの世界』-

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2008年03月08日(Sat)

ドキュメンタリー『ジョン・ノイマイヤーの世界』

カテゴリー:ドキュメンタリー映像記事編集

※2008年3月12日(水) 
NHKハイビジョン 10:00~11:50にて再放送予定!
超オススメなので見逃した方是非!


ドキュメンタリー『ジョン・ノイマイヤーの世界』
【出演】ジョン・ノイマイヤー
【ナレーション】広瀬彩
【構成】
序 章:魅力の核心
第一章:振付家の誕生
第二章:文学作品のバレエ化
第三章:クラッシック・バレエの再生
第四章:シンフォニック・バレエへの道
第五章:宗教的バレエの探求
第六章:現代への問いかけ
第七章:ニジンスキーから手渡されたもの
第八章:若い世代に託すもの
終章:愛というメッセージ
【映像にての紹介作品】
『椿姫』『俳句』『ロミオとジュリエット』『くるみ割り人形』『幻想――白鳥の湖のように』『眠れる森の美女』『マーラー交響曲第3番』『マタイ受難曲』『ドナノビス パチェム(我らに平和を与えたまえ)』『オデュッセイヤ』『ニジンスキー』『かもめ』『冬の旅』『メサイア』『時節の色』『ジゼル』『プレリュードCV』『ベニスに死す』


2005年1月、ちょうどハンブルグバレエ団の来日の頃にNHKハイビジョン放送にて放映された2時間程度のドキュメンタリー番組。ジョン・ノイマイヤーについて、かなり詳しく丁寧に紹介されており、たいへん判りやすく、舞台映像もひとつひとつの作品をわりとじっくり見せてくれる上にたくさんあって、とても見ごたえ満点の興味深いドキュメンタリーです。
 放映当初にも鑑賞しておりましたが、最近、ノイマイヤー作品をいろいろ目にする機会が多かったので(「椿姫」「シルヴィア」「ニジンスキー」「ウィーン・ニューイヤー2006」など)、再鑑賞してみました。
 ノイマイヤーの処女作は『俳句』という日本を舞台とした作品だったそうです。主人公の貧しい両氏の娘が、魔法の扇を開いて変身するという話が3人のダンサーによって踊られます。この女性1名、男性2名によるパ・ド・トロワという構成は、後のノイマイヤー作品にも頻繁に登場することになる、彼の作品の特徴ともいえる構成なんだそうです。ハンブルグ・バレエ学校の若い生徒さんによって、踊りも披露されておりましたが、ここは、やはりプロではないので、男の子のサポートがヘロヘロで、せっかくのパ・ド・ドゥの振付が、ちょっと台無しっぽかったのが残念。
 ノイマイヤーの『ロミオとジュリエット』はこれまたとても面白そうですねー。少女ジュリエットの曲の場面では、バスルームを舞台にしてあって、入浴後、バスタオルを巻いた少女たちが踊っていました。
 『幻想――白鳥の湖のように』は、ルードヴィッヒ2世の物語なんですね。ロットバルトを自分の狂気(=影)として描き、自我と戦う王子の悲劇に変えてあるあたりに、非常に興味が沸きました。
 『オデュッセイア』は、日本の能の影響を大きく受けた作品だそうです。ひとつの楽器がひとつの役を象徴するという音楽の使い方などが、能の影響を顕著に示しているとか。内容は、ナウシカ島に漂着したオデュッセウスが、悲惨な戦争と漂流の体験を人々に語り始めるという内容で、ホメロスの原作にベトナム戦争を重ね合わせ、現代の社会へ戦争の無意味さを問いかける内容となっているとのこと。ちょっと内容的に重たそうでした。
 ニジンスキーのコレクターとしても有名なノイマイヤーですが、自宅はニジンスキー美術館ようでした。ニジンスキーの足型、バレエシューズ、ニジンスキーが「春の祭典」の初演の直後にドビュッシーに送ったテレグラムなど、貴重なニジンスキーグッズが満載でした。
 いろいろな作品が、ひとつひとつしっかりと時間をかけて紹介されていくので、かなり見ごたえのあるドキュメンタリーでしたが、私としては、やはり古典をリメイクしている彼の作品や、ストーリーのあるものにとても興味を持ちました。後半の哲学だとか、メッセージ性が強いものは、バレエはあくまで娯楽として楽しみたい私としては、あまり好むところではないかな。
 本当に素晴らしい内容なので、たくさんの人が見れるようにハイビジョンだけでなく、地上派でも放映して欲しいですね。
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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 21:58:19│
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