ロイヤル・バレエ『リーズの結婚(ラ・フィーユ・マル・ガルデ)』 La Fille Mal Gardee 【振付】フレデリック・アシュトン 【出演】レスリー・コリア(リーズ)、ミシェル・コールマン(コーラス)、ブライアン・ショウ(シモーネ)、レスリー・エドワーズ(トーマス)他、ロイヤル・バレエ団 【音楽】フェルディナン・エロルド作曲 ジョン・ランチベリー編曲 【制作】1981年
CS(クラシカ・ジャパン)にて放映時に録画したものを再鑑賞。市販されているDVDと中身は同じだと思われます。原題(La Fille Mal Gardee )を直訳すると“躾の悪い娘”。リーズは、躾が悪いということでしょうかね。ストーリーを知らずに見ても、十分理解できるわかり易い構成でしたが、簡単なあらすじを説明しますと、裕福な未亡人シモーヌの娘リーズには、コーラスという恋人がいるのですが、母親のシモーヌは、この二人の恋に反対しています。母親は、ぶどう園のお坊ちゃまトーマスとリーズをくっつけようと必死。そこで、母の目を盗み、密会するリーズとコーラス。そこから母親と娘と恋人とのドタバタが繰り広げられ、最終的には、母親が折れラブラブカップルは結婚を認めてもらってめでたし、めでたしというお話です。とにかく明るく楽しいコミカルな演目です。牧歌的な雰囲気満点で、ニワトリの被り物を着たダンサーたちが踊り出したり、本物のロバが舞台に登場したり、タップダンスもあり、リボンで人間あや取り(?)なんかもあったり、小道具の傘が非常に効果的に使われていたりと、本当に楽しい陽気な舞台で、私もタップダンスの場面や、トーマスの傘が風に飛ばされる場面では、思わず声をだして笑ってしまったぐらいです。 バレエの見所は、やはり、リーズ役のレスリー・コリアのやんちゃで元気のいい踊りでしょうね。粋が良くて、それでいてバランスはしっかりしていて、とても可愛らしいです。ちょっと雰囲気が吉田都さんぽくも見えました。コーラス役のミシェル・コールマンは、アップになると多少年齢も感じるダンサーで、ソロの部分では、技術面でやや危なっかしい部分もあるのですが、とにかくとても楽しそうに踊るので、細かい部分は許せちゃいました。足技を駆使しているあたりの踊りはステキでしたし。コール・ド・バレエもなかなか頑張っています。この演目、手にリボンだの、スカーフだの、ワインボトルだのと、何かを持ちながら踊る場面が多いので、足で魅せるといった感じの振付が多い印象です。とくに男性陣は、ヌレエフが喜びそうなぐらい、細かい足サバキが豊富でした。