メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-パリ・オペラ座バレエ『ノートルダム・ド・パリ』-

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2005年01月25日(Tue)

パリ・オペラ座バレエ『ノートルダム・ド・パリ』

カテゴリー:パリ・オペラ座バレエ記事編集

パリ・オペラ座バレエ『ノートルダム・ド・パリ』
Notre-Dame de Paris
【振付&演出】ローラン・プティ
【出演】イザベル・ゲラン(エスメラルダ)、ニコラ・ル・リッシュ(カジモド)、ローラン・イレール(フロロ)、マニュエル・ルグリ(フェビュス)、パリ・オペラ座バレエ団
【衣装】イヴ・サン=ローラン
【指揮】デイヴイッド・ガーフォース
【演奏】パリ・オペラ座管弦楽団及び同合唱団
【収録】1996年、1時間35分、パリ・オペラ座(バスティーユ)

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CS(クラシカ・ジャパン)にて放映されていたものを鑑賞。パリ・オペラ座のバレエ映像で、おそらく私が一番何度も繰り返し見ているのがコレ。それぐらい気に入っている映像です。スカパーの無料放送日に、この作品を含むローラン・プティ特集の予告で、この作品のカジモドを演じているニコラ・ル・リッシュの凄まじさにすっかり魅了され、おもわずクラシカ・ジャパンと契約してしまったという記念すべき作品でもあります。つまり、クラシカ・ジャパン三昧の今の生活があるのは、この作品の、とりわけニコラ・ル・リッシュのおかげ、メルシー!ニコラ!なのである。
 さて、私が、踊るニコラ・ル・リッシュを始めて見たのが、この作品。ニコラ・ル・リッシュという人について、実はバレエを知らない頃から、フランス好きとして名前と顔は知っていたのだけれど、こんなに野獣系な体型&ダイナミックな踊りをする人だとは全く知らなかったので、正直ビックリ。(ほら、オペラ座のサイトの写真でも、こんなに弱弱しい内気な雰囲気で世間の人を欺いているし・・・。)。というのも私がニコラに目をつけたのは、バレエにハマるもっともっと昔、エール・フランスを利用した際、機内誌に彼の顔写真&記事が載っていたのを読んだ時。その写真が、とてもステキだったので、思わずチェックしていたのである。(そのまま日本に持ち帰り、今でも手元に持っております。ちなみに隣にはルグリがおりました。)その後、ある程度、バレエダンサーの踊りの傾向なんかも耳にして、ニコラ・ル・リッシュの踊りはダイナミックで野獣系という前知識をある程度仕入れた頃に、この作品を見たのだけれど、この作品の踊り自体、まずかなり特殊。生まれつき背中が曲がっているという身体的なハンディキャップを持った男のカジモド役なので、ニコラ・ル・リッシュは背中を曲げた状態のまま踊る。体に悪そうなぐらいに体の中心軸をズラし、そのズラした中心軸を基準にして回転し、飛び跳ねる。凄い。本当に凄い。とにかく凄いという言葉しか出てこないぐらいに凄い。もともと、普通の状態でもニコラは、かなりのイカリ肩な体形なのだけれど、この役は、その彼の身体的特徴にとても似合っているなと思います。それにしても、このカジモドを振付けたローラン・プティのセンスも凄いが、踊りこなすル・リッシュも凄い。そんなニコラ・ル・リッシュが途中、普通の立った状態で踊る振りの瞬間があるのだけれど、そのときの軽やかさも目を見張りました。噂の音のしない着地もバッチリで、とにかく、凄いの一言に尽きるカジモド。もちろんそのインパクトの強い踊りだけでなく、顔つきなどから表れる心情の表現も凄い。とりわけエスメラルダを失ったときの悲しみ。背中からにじみ出ている悲しみ。あまりに凄くてうーんと唸ってしまいそうでした。最初にこの作品を見てしまったので、私の頭の中には、"ニコラ・ル・リッシュ=野獣"ですっかりインプットされてしまって、王子などの、いわゆるノーブルな役が想像できなくなったぐらい強烈でした。(笑)
 カジモドの次に舞台に登場する男性エトワールは、大司教フロロ役のローラン・イレール。これが、また、すごいのなんのって。悪徳大司教という、聖職者でありながら邪悪というキャラを踊っているのだけれど、こちらは、真っ黒なイデタチで、クール&邪悪オーラ満点なダンスをシャープに踊っており、これがまた、たまらなくカッコイイ。(ちなみに基本的にワタクシ、邪悪キャラに惚れる傾向があります。)彼の踊りのシャープさが、人間味を全く感じさせないので、そのあたりに聖職者を表す神聖さみたいなものと、人間ではない悪魔的な部分をも表現しているような感じで、かなり感動。そして、イレールのメイクもステキ。目元を真っ黒に塗りつぶし、ある意味表情が隠れてしまうようなメイクなのだけれど、その眼光がすべてを物語る。踊っていなくても、舞台に現れた瞬間から、冷たいオーラがドドドドドーーーーっと会場を襲うのである。エスメラルダとフェビスがラブラブに踊る横で、舞台袖に立っているだけで、殺気が広がるんだから、本当に凄い。ああ、なんてスバラシイのでしょう。ローラン・イレール!もともとの端整な顔立ちも相まって、さらにクールで冷たい空気が、カッコイイ。衣装もなかなかクールでステキ。「ラ・バヤデール」のソロルを踊るローラン・イレールに惚れ、これで、すっかり陥落です。ちなみに、ルグリのフロロもすごいらしい。写真だけしか見たことがないので、ルグリ版も見てみたいなぁ・・・・・・。
 そして、3番目に登場する男性エトワールが、騎士団長フェビュスのマニュエル・ルグリ。いやー、登場した瞬間、まずは衣装に唖然。オィ!イヴ・サン=ローランよ!何なんだ?この鉄腕アトムみたいな"おパンツ”は!?赤ちゃんの"おむつ”か?と見まがうような、かぼちゃ系"おパンツ”しかも股間に特別デザイン付きである。それを白いタイツの上にはかせてしまうとは、イヴ・サン=ローラン、恐るべし・・・・。っていうか、それを着こなしちゃって、なぜだか、いやらしくないルグリも恐るべし・・・・・。どっちかというと鉄腕アトムみたいでカワイイ。そんなイデタチで、いつものごとくキラキラとオーラを醸し出しながら、まさしくキラキラと登場し、踊る。すごいわー。ルグリさん、貴方はどうして、そんなにキラキラナノデスカ?と思わず問い掛けたくなるキラキラっぷり。そして、そのオーラは暖かい。このルグリが醸し出すキラキラの暖かいオーラが、ローラン・イレールの醸し出す冷たいオーラと全く対照的であり、それが舞台上で見比べられるところが、私にとってこの作品のツボ。
 そして、そんな3人の男性陣から愛されるエスメラルダ役のイザベル・ゲラン。この方も、まさしくエスメラルダ。イザベル・ゲラン、ステキだわぁ・・・。役によって、本当にいろんな表情を持ち合わせているバレリーナ。3人の男性エトワールそれぞれと踊るシーンも見ごたえ満点。とくに、フェビス(マニュエル・ルグリ)と踊る愛のパ・ド・ドゥなんて、とても官能的。バレエでありながら、生々しさすら感じるほどに。
 そして、この作品になくてはならないのが群集(コール・ド・バレエ)。迫力満点で、見ごたえのあるコール・ド・バレエでした。リズミカルな音楽とダンス、全員の跳躍力の高さは、さりげなくみえているけれど、技術力の高さを感じずにはいられません。このカラフルな衣装もステキ。群集の感情にあわせて、衣装の色が変るあたりも芸術的でステキでした。
 総合して、プティって凄い!オペラ座のダンサーって凄い!と実感した作品。好きな人ばかりが出演していることもあって、中毒のように何度もみたくなる作品です。(笑)

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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