メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-英国ロイヤル・バレエ『ラ・バヤデール』-

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2006年12月04日(Mon)

英国ロイヤル・バレエ『ラ・バヤデール』

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英国ロイヤル・バレエ『ラ・バヤデール』La bayadere
【出演】アルティナイ・アスィルムラートワ(ニキヤ)、イレク・ムハメドフ(ソロル)、ダーシー・バッセル(ガムザッティ)、アンソニー・ダウエル(大僧正)、熊川哲也(仏像)、ヴィヴィアナ・デュランテ(影の王国のヴァリエーション)他
【演出&振付】ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版)
【音楽】レオ・ミンクス
【指揮】ジョン・ランチベリー
【演奏】コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
【収録】1991年コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)

ラ・バヤデールラ・バヤデール
英国ロイヤル・バレエ


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北米版インポートDVDはリージョンフリー

BayadereBayadere
Irek Mukhamedov


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英国ロイヤルバレエ「ラ・バヤデール」北米インポート版(リージョンフリー)も、お手頃価格にて2006/11/21 に再販されているようです。リージョン等の詳細については、TDKのサイトでご確認を。

Bayadere Royal Ballet (Sub Ac3 Dol Dts)Bayadere Royal Ballet (Sub Ac3 Dol Dts)
Minkus Royal Ballet Lanchbery


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CS(クラシカ・ジャパン)放送で鑑賞しましたが、おそらく市販されているDVDと内容は同じだと思います。ちなみに私が見た映像は、海外版DVDの映像と同じようで、途中の字幕による解説は英語で、日本語字幕はありませんでした。
この「ラ・バヤデール」ですが、私が、初めて見た「ラ・バヤデール」でありました。まず、全身金ピカのブロンズ・アイドル(仏像)を熊川哲也氏が踊っております。このブロンズ・アイドルは、まさしく、彼の長所を思う存分に生かせる役どころ。正確でコマのように早い回転を何度もこなし、おもわずオオ!っと声をあげたくなるような高いジャンプは、さすが熊様。一見の価値ありです。会場からも、ブラボーの声が飛び交っておりました。英国ロイヤル・バレエでの熊川哲也の映像が見れるという点でも貴重な映像ですね。ちなみに影の王国のヴァリエーションには、ヴィヴィアナ・デュランテも登場しております。
 ニキヤのアルティナイ・アスィルムラートワは、非常に色っぽいニキヤでした。ちょっと神に仕える踊り子にしては、衣装が露出過多な気もしましたが、美しかったので良しとします。あと、この方、とても感情表現が濃厚で、本当に色気満点でした。足の甲もとっても綺麗。
 イレク・ムハメドフは、以前、ボリショイの作品を見た際に、ガタイが大きくて、たくましく力強い踊りが印象的な人だったのですが、意外と優柔不断なソロルも似合っていました。ソロルが兵士であるというあたりの説得力が非常にありました。モテモテという設定に違和感は感じませんでした。ただ、ちょっとムッチリ系の肉感的な体形が気になりはしましたけれど、跳躍なんかは、しっかり飛んでくれるし、サポートは安心してみていられるし、リフトは軽々もちあげてくれるので、とくに不満はありません。
 それより何より、この映像での私のお気に入りは、ガムサッティのダーシー・バッセッル!彼女はガムサッティが非常に良く似合う!ちょっとお鼻がツンと上を向いた顔立ちがイジワル顔にも見えるせいか、ちょっと意地悪なガムサッティといった感じで非常にハマっていました。私は、ガムサッティというキャラクターがとても好きなのですが、ダーシー・バッセルのガムサッティの放つ、女王様然とした高貴な雰囲気と、気の強さから生まれる意地悪オーラが融合していてとても魅力的なガムサッティでした。踊りもピーンとしたパワフルな足と、生き生きとした踊りがカッコよかったです。さらに邪悪オーラといえば、忘れちゃいけないアンソニー・ダウエルの演じる大僧侶!プリンシパルだった当時のアンソニー・ダウエルの王子系の踊りもステキだけれど、一線を退いた後、飛んだり跳ねたりしない役で舞台に立つ50代の頃の彼、とりわけ悪役の時の存在感(ex.眠りのカラボスとか)にさらなる興味をそそられてしまいがちな私なのですが、このダウエルの大僧侶は、素晴らしすぎてどうしましょうってなぐらいステキです。なぜ、あんなに眼光までもが邪悪なんだろ?ってなぐらいに体中からにじみ出ている邪悪オーラが超~ステキ。この「ラ・バヤデール」の大僧正なんて、踊りのシーンが全くない上に、おまけにいつもダウエルの美脚を眺めるのを楽しみにしている私をあざ笑うかのごとく、美脚を隠す長い裾の衣装で登場しているにも関わらず、あの目力で私のハートを鷲掴み状態。「ラ・バヤデール」の大僧正というのは、高位聖職者でありながら、踊り子に横恋慕して、裏から手を回して、踊り子の恋を邪魔して、ついには死に追い込むという役どころなんだけれど、彼が舞台に現れただけで、他を圧倒する風格というか貫禄があって、高貴でありながら邪悪という二重の空気が体中からにじみ出ていて、なんともたまらなくセクシーなのである。ニキヤとソロルの密会を見て、悔しさに身もだえしている姿や、ニキヤが毒蛇に噛まれた後、解毒剤を渡すときの小芝居が、最高なのだ。パリ・オペラ座版の映像では、絶命したニキヤに駆け寄って涙するのはソロルのイレールでしたが、こちらは、大僧侶のダウエルさんが大号泣しておられます。このあたりも隅々まで必見。私のベスト・オブ・大僧正でございます。
 この英国ロイヤルの「ラ・バヤデール」は寺院崩壊までしっかりあるし、キャストも見ごたえ満点で、全体としては、とても満足のいく映像なのですが、ただ、唯一残念だったのが、コール・ド・バレエの統一感のなさ。揃えることを放棄したかのごとく、タイミングも角度もバラバラ・・・・。やはり、コール・ド・バレエの統一感ではパリ・オペラ座のヌレエフ版の映像に軍配が上がりますね。
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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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