メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-モンテカルロ・バレエ『くるみ割り人形サーカス』 -

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2006年01月10日(Tue)

モンテカルロ・バレエ『くるみ割り人形サーカス』

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モンテカルロ・バレエ『くるみ割り人形サーカス』
【振付】 ジャン=クリストフ・マイヨー
【音楽】 ピョートル・チャイコフスキー
【出演】 ナタリー・レジェ(マリー)、フランチェスコ・ナッパ(フランツ)、パオラ・カンタルポ(母親)、ニコラ・カーン(父親)、ガエタン・モルロッティ(ドロッセル)、ベルニス・コピエテルス(マイヤー)、クリス・ローラント(シャルモン王子)、パスカル・モラ(くるみ割り人形) ほか モンテカルロ・バレエ
【収録】 1999年

これは、非常に面白い!
ベジャール版や、リヨン・オペラ座の「くるみ割り人形」同様に、オリジナルストーリーで展開されていくのですが、ストーリーが破綻することなく、キッチリと構成されていることもあり、まさしく玩具箱をひっくり返したような楽しさに溢れた舞台でした。斬新な「くるみ割り人形」の舞台はたくさんありますが、ワクワクする楽しさという点では、かなり上位クラス。おまけに個々のダンサーのレベルが高いので、ちゃんとしっかりとバレエを見せてくれる映像という意味でも結構好きです。バレエ+サーカスということでしたが、サーカスよりもバレエの比重が大きいので、バレエファンは安心して鑑賞できると思います。
 まず舞台がサーカス場の円形舞台ということで、普段の劇場の四角い舞台とは違った開放的な空気を感じさせてくれます。その円形の舞台に用意されているセットや小道具、衣装なども、いろんな仕掛けがあって、とてもで楽しい。キャラクターで通常と違うのは、ドロッセルマイヤーがドロッセルとマイヤーという男女二人組なところ。Mr.&Mrs.ドロッセルマイヤーとでも呼べそうな雰囲気の男女のコンビで、この二人の妖艶な存在感が圧巻です。そして、やはりインパクトの強さでは群を抜いているのがくるみ割り人形。いやはや不気味というか、グロテスクというか、スゴイことになっています。なんてったって大事な部分をブラブラ開放したまま舞台に登場しているのですから。(笑)あの衣装を着る人、嫌でしょうねー。(笑)そして、くるみ割り人形が、こんな不気味な風貌になったいきさつが、壁画から抜け出てきた人形風のダンサーと、フランス語による簡単な字幕のセリフ付のマイムや踊りで説明されるのですが、このへんの演出や舞台美術は、さらに素晴らしく、とっても好みでした。「昔、昔、あるところに・・・」からはじまって、「怪物に注意して!」という字幕のあと、怪物が登場。怪物によって姿を変えられてしまったお姫様が登場。「さあ、お姫様を助けてくれる王子を探しましょう!」という字幕のあと、なんと客席から美しい王子が登場します。この登場のしかたも、非常に驚かされました。一般の観客にすっかりまぎれて座っている王子役のダンサーを舞台上に引っ張りあげて、さらに物語が進められていきます。最初は、一般客なのかな?とすら思ったぐらい、普通に客席から登場するのですが、どんどん舞台上で重要な役割を担い始め、ついに不気味なくるみ割り人形が、シャルモン王子(英語で言うところのプリンス・チャーミング)に変身したら、あの客席から登場した人が、本当に麗しい王子様となって踊り始めます。あの醜い不気味な人形が、実はこんなステキな王子だったのか~と、マリーちゃん同様に驚きました。ここからは、いろんなサーカス的な要素もちりばめつつ踊りが披露されます。彼らは、もともとバレエ団員なのか、それともサーカス団員なのか、いずれにせよ、踊りとマジックの両方をこなすあたりが凄いです。お手玉もできない私としては、ただただ尊敬。最後まで、飽きさせない面白さでした。カーテンコールでは、スキンヘッド姿のジャン・クリストフ・マイヨー氏の姿も。私が以前お姿を拝見した映像では、金髪の王子のように美しいお姿だったのですが、いつのまにやらスキンヘッドになっていたのですね。
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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 20:14:53│
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