メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-熊川哲也(著)「メイド・イン・ロンドン」-

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2006年02月03日(Fri)

熊川哲也(著)「メイド・イン・ロンドン」

カテゴリー:書籍・雑誌記事編集

「メイド・イン・ロンドン」
【著者】熊川哲也  【出版社】文藝春秋

メイド・イン・ロンドンメイド・イン・ロンドン
熊川 哲也
文藝春秋 1998-11

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文庫版はこちら。

メイド・イン・ロンドンメイド・イン・ロンドン
熊川 哲也
文藝春秋 2002-02

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古本屋さんで破格値で叩き売られていたのを見つけたので読んでみました。意外にも(といっては失礼ですが)とても面白かったです。熊川哲也ファンでなくてもバレエに多少興味がある人なら楽しめそうな内容の本でしたね。英国ロイヤルバレエ団を退団した直後、今から約8年ほど前に当時26歳の熊川哲也氏によって書かれたエッセイ本で、熊さんの゛俺様節”が炸裂しているのかと、少し身構えて読んだのですが、案外、そんなこともなくて、わりと謙虚で、脚色のない素直な内容といった印象を受けました。書かれてから、8年以上経った今、あえて読むのも一興だと思いました。というのも、今だからこそ、この本の中で書かれている熊さんの強気な未来予想図が、ことごとく実現し成功していることがわかるので、彼の有言実行ぶりをまざまざと感じることができるのです。たぶん書かれた当時に呼んでいたら「ケッ。エラそうに!」と呟いてしまっていたかもしれないけれど、今となっては、しっかりと結果を出しておられるわけですから、素直にスゴイなーと尊敬できるというのでしょうか。夢を具体化していくポジティブな姿に素直に感動させてもらえるというのでしょうか。とにかく私としては、今、読むほうが楽しめる本だと思いました。
 そして、熊さんファンでなくとも楽しめると思われるのが、英国ロイヤルバレエ団の裏話。これが私にはけっこう面白かったです。泣き落としでダウエルさんに訴えてソリストに昇級させてもらっただなんてビックリ。他にもジョナサン・コープのことを熊さんがとてもとても尊敬していることとか、アンソニー・ダウエルさんの温厚さをどれほど慕っているかとか、ケネス・マクミランとの仕事がどれほど楽しいかったかとか、ヴィヴィアナ・デュランテとの恋がどれほど激しく、別れた後、どれほど傷心だったとか、ひとつひとつをエピソードを交えながらわりとオープンにに書いてあるので、とてもリアルで面白かったです。
 技術系のダンサーと思われることへの抵抗と、王子系キャラを踊りたいという憧れについてもけっこうハッキリ書かれてありました。とりわけ、「ラ・バヤデール」のソロルに思い入れがあるとか。その割に、まだKバレエでは「ラ・バヤデール」はレパートリーに入っていないですよね?そろそろかしら?
 あと、ファンの方なら周知の事実かもしれませんが、熊さんがタバコをよく吸っている写真がやたらに多かったのが、私には意外でした。ダンサーって体力勝負だから、タバコなんて体の老化を早めるじゃん!と思うけれど、リラックスに必要なんでしょうか?
ファンサービスとして、冒頭に熊さんの写真がカラーで数ページ掲載されています。それらを見ると、やはり若いですね。ずいぶん時が経ったことを実感させられました。
 巻末には、彼が踊ったことのあるレパートリーと、そのあらすじと役の簡単な説明と、その役柄に対する熊さんの一言コメント(どこがどう難しいとか、肉体的にキツイ役だとか、どこどこの振付が好きだとか)が年表のように列記してあるのですが、このあたりも、ド素人の私としては興味深かったです。

なお、楽天チケットにて、2006 SPRING TOUR 熊川哲也 Kバレエカンパニー「ジゼル」のチケットも只今発売中のようです。高いけれど地方公演も豊富なところがKバレエのありがたいところ。東京国際フォーラムでの熊川哲也 Kバレエカンパニー「眠りの森の美女」「コッペリア」のほうも楽天チケットに残席があるみたいです。


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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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