メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-映画『トーク・トゥー・ハー』-

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2006年01月22日(Sun)

映画『トーク・トゥー・ハー』

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映画『トーク・トゥ・ハー』HABLE CON ELLA/TALK TO HER
【製作】 2002年 スペイン 上映時間 113 分
【監督】 ペドロ・アルモドバル
【製作】 アグスティン・アルモドバル
【製作総指揮】 アグスティン・アルモドバル
【脚本】 ペドロ・アルモドバル
【撮影】 ハビエル・アギーレサロベ
【音楽】 アルベルト・イグレシアス 
【出演】 ハヴィエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ、レオノール・ワトリング、ロサリオ・フローレス、ジェラルディン・チャップリン、パス・ベガ、ピナ・バウシュ、カエターノ・ヴェローゾ、セシリア・ロス
【宣伝コピー】『深い眠りの底でも、女は女であり続ける。』

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まず、ダンスのみどころを先に言うと、映画のオープニングにドイツの振付家ピナ・バウシュの「カフェ・ミュラー」というバレエ作品のワンシーンが出てきます。私自身がコンテンポラリーを解する能力に欠けているのも大きな原因の一つなのですが、「カフェ・ミュラー」という作品自体は45分ほどある作品らしいので、この抜粋部分だけでは、正直なところ意味不明感がありました。エンディングにもピナ・バウシュの作品が出てきます。あと、バレエに関しては、登場人物の一人がバレエダンサーという設定なので、練習風景が少しだけ出てきます。
 さて、映画の内容についてですが、(※以下、多少のネタバレを含みます。未見の方は、くれぐれもご注意ください。一応、文字色を変えて見えないようにしておきますので、気になる方は文字を反転させて御覧下さい。)予備知識なく見たこともあって、展開にとてもびっくりした作品でした。アカデミーでオリジナル脚本賞を受賞したのも納得です。作品の構成としては、さすがだなと思います。見終わった瞬間、思わず

「ぺニグノ~!!!!!!!」

と叫び出したくなりました。「愛に盲目的な男(ペニグノ)」と「愛に臆病な男(マルコ)」「愛する者に愛するがゆえに触れる男(ペニグノ)」と「愛する者に愛するがゆえに触れられない男(マルコ)」「生き返る女(アリシア)」と「死んでしまう女(リディア)」すべが正反対で、対照的で、それが見事にハーモニーを成しています。観ているうちに物語にだんだんと引き込まれてしまい、目が離せなくなり、そして見終わってとても複雑な気持ちになりました。嫌悪感と、おぞましさと、やるせなさと、せつなさと、哀しさと、あたたかさ。それがすべて入り混じったような複雑な感じ。純度が高い愛情って、狂気と紙一重なのだなとしみじみ感じました。まさかベニグノが・・・・、そしてベニグノが・・・・。自分が当事者だったら、耐えがたい。嫌悪感でいっぱいになりそうです。彼の行為は、やはり気持ち悪いし、アリシアが昏睡状態になる前から行き過ぎていたし、見ていて怖かったです。勝手に家の中を歩き回って物色しているあたりからして、すでにストーカーにしか見えなくて、私は嫌悪感を感じました。これが、好きな相手だったら、少しは幸せなことかも知れませんが、なんとも思っていない人からされる行為だと思うと、ゾゾゾゾ・・・・。やはり嫌悪感が先に立ってしまいました。ただ、あそこまで献身的に介護していた彼の姿を描くことで、その嫌悪感に同情が加わり、なんとも複雑な気分にさせられました。そのあたりの作り方が上手いですね。髪の毛も肌も爪の先まで、いつもツヤツヤに磨いてくれる。そして、好きな映画まで代わりに観に行ってくれてあらすじを聞かせてくれる。 看護人の鏡のような人物だっただけに、その後の彼の行き過ぎた行為はショッキングでもあり、とても深い一方通行の愛がせつなくて、嫌悪感と入り混じった複雑な感情を抱かせました。その一方的ではあれど献身的な深い愛に、行為自体のおぞましさが中和された感じではありましたが、でもやっぱり、一線を越えてしまってはイケマセン!!

 なお、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の来日公演が、2006/04/06(木~ 2006/04/16(日)まで国立劇場・大劇場(三宅坂)にて予定されているようで、この映画で使われていた「カフェ・ミュラー」と「春の祭典」が上演されるそうです。公演の主催者である日本文化財団のサイト内に演目についての解説&詳細が記載されていますので、「カフェ・ミュラー」という作品に興味のある方は、そちらも御覧になってみてはいかがでしょうか。公演のチケットは、楽天チケットでも取り扱いがあるようです。

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スレッドテーマ:映画感想 ジャンル:映画
 
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