メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ペルミ・バレエ『ドン・キホーテ』(アナニアシヴィリ&ファジェーチェフ)-

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2007年05月20日(Sun)

ペルミ・バレエ『ドン・キホーテ』(アナニアシヴィリ&ファジェーチェフ)

カテゴリー:その他ロシアのバレエ記事編集

ペルミ・バレエ『ドン・キホーテ』 DON QUIXOTE
【原振付】アレクサンドル・ゴールスキー、マリウス・プティパ
【音楽】ミンクス
【指揮】アレクサンドル・ソトニコフ
【演奏】新星日本交響楽団
【出演】ニーナ・アナニアシヴィリ (キトリ/ドルネシア姫)、アレクセイ・ファジェーチェフ (バジル)
【収録】1992年9月20日 NHKホール

北米版インポートDVDは、リージョンフリー。発売元のサイト情報でも確認できます。

B000BZIT7UDon Quixote
Nina Ananiashvili with the Russian State Perm Ballet


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2007/06/27には、下記廉価版DVDが発売予定。Amazon.co.jpでの予約購入は25%オフとのこと。

ドン・キホーテ(全3幕・プロローグ付)ドン・キホーテ(全3幕・プロローグ付)
ニーナ・アナニアシヴィリ


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以前NHKでテレビ放映されていた映像を録画したものを鑑賞しました。市販されているインポート版のDVDと同じ映像だと思います。まず、舞台全体の印象は、ドン・キホーテが、果たしてこれでいいのか?という疑念を常に抱かせるような、少々風変わりなドン・キホーテといった印象でした。というのも、まず、スペインっぽさが全然ないのです。舞台のセットからして、あれ?ここは、スイスのチロル地方ですか??と問い掛けたくなるような、妙にのどかな牧歌的な雰囲気で、スペインの下町の猥雑さだとか、活気と独特のラテンの色気みたいなものが皆無。踊りにはフラメンコなども、かなりふんだんに盛り込んでいて、衣装もフラメンコ風なロングドレス姿であるにもかかわらず、なぜか、それを踊るダンサーたちの雰囲気もが、妙に色気のない健全なチロル風に見えてしまう。(笑)セットや衣装の色使いの影響も大きいと思われます。赤やオレンジ、黒といった、情熱的な色が少なく、パステルカラーや白が中心。キトリも後半は、赤&黒の衣装でしたが、登場場面では、ローズ・ピンクの花びらを模したような衣装で、それはそれで可愛らしい衣装ではあったのですが、赤ではないローズ・ピンクというその微妙な色のトーンの違いになーんとなく違和感を感じたり・・・。そして第二の違和感は、ドン・キホーテが、これまた妙に若いこと。老いぼれ爺さんっぽさが皆無の妙に健康的な若者ドン・キホーテです。そのせいか、ドルネシア姫とキトリを間違えるという一件も、どうも説得力がなかったり・・・。ついでに言うと、ドルネシア姫をはじめとするキューピットや森の女王なんかの登場も幻想的な空気が全くなくて、なんだか妙に唐突。いきなり出てきて、いきなり踊る。というか、すべてにおいて、物語が流れていません。ブツ、ブツっと場が変る。バジルとドン・キホーテが剣で一騎打ちをしたりするあたりも、???の嵐。もう、好きにしてくれ状態で見ておりました。そして、どうにもこうにも納得のいかなかったのが森の女王様。彼女の踊りは、あれでOKナノデスカ?私は、目が点になってしまったのですが・・・・。
 そんなトンチンカンな雰囲気の舞台での救いは、やはり主演の二人でしょう。ニーナ・アナニアシヴィリのキトリは、やはりとってもハマり役。牧歌的なチロル娘の軍団の中で、一人でがんばるスペイン娘といった感じでした。(笑)華やかさや威勢の良さはもちろん、技術的にも独壇場。回転技の凄さといったら、もう息を呑むような高速回転。しかも当然ながら、軸は微動だにしません。クルクルクルクルと、独楽のよう。いやはやブラボー。キャラクター的にも、非常にチャーミングなキトリです。バジルが惚れちゃうのも無理ないわーと納得。ドルネシア姫も素敵でした。
 アレクセイ・ファジェーチェフのバジルは、どちらかというとエレガントで折り目正しき好青年。裕福でないという理由以外では、親が反対するようなタイプではない、いたって好感度の高い青年といった感じ。甘えん坊度や、やんちゃ度控え目で、破天荒っぷりは皆無。このあたりは、私には物足りなさも多少あるものの、踊りは、粋がいいですし、何よりもアナニアシヴィリとのコンビネーションが抜群なので満足でした。この二人のグラン・パ・ド・ドゥはガラ公演(アナニアシヴィリと世界のスターたち2)の映像でみたときのほうが息がピッタリだった気もしますが、この映像でも、やはり抜群のコンビネーション。手や肘や背中の角度や上げ下げのタイミングが、本当に見事に揃っていて気持ちがいいのです。この二人の踊りを見れただけで、とりあえずは満足かな。でも、どうせなら、もうちょっとドンキドンキしている(←勝手に作った造語です。)スペイン風なドンキの全幕でアナニアシヴィリを見たいかも。最終幕の宴会の場面も、下町で大盛り上がりの宴会という感じではなく、宮廷のような場所でお上品な宴で終わります。このへんは、以前見た新国立劇場バレエのドン・キホーテと同じような演出で、私の好みではなかったです。私は、やはり、バリシニコフのABT版のような、やんちゃ度満点でラテン魂炸裂といった雰囲気のドンキが好きだなー。チロル風牧歌的ドンキも、ある意味、興味深かったけどね。

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2007/06/27には、下記廉価版DVDが発売予定。Amazon.co.jpでの予約購入は25%オフとのこと。

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ニーナ・アナニアシヴィリ


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2007/07/11に発売予定のドキュメンタリーDVDは、故郷グルジアでの愛らしい子ども時代、モスクワの自宅やスタジオでののびやかなレッスン風景、緊張感ただようバックステージなど、未公開のフィルムを含む貴重な映像によって描かれたニーナ・アナニアシヴィリのドキュメンタリー作品。収録時間52分。Amazon.co.jpでの予約購入は25%オフとのこと。

素顔のニーナ・アナニアシヴィリ素顔のニーナ・アナニアシヴィリ
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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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