メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-パリ・オペラ座『La Bayadere - Rudolf Noureev(ラ・バヤデール)』-

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2006年03月31日(Fri)

パリ・オペラ座『La Bayadere - Rudolf Noureev(ラ・バヤデール)』

カテゴリー:パリ・オペラ座バレエ記事編集

La Bayadere - Rudolf Noureev(ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』)
【鑑賞日・場所】2006年3月31日19H30~ パリ・オペラ座(バスティーユ)にて

Ballet en trois actes - Livret de Marius Petipa et Serguei Khoudekov
Musique Ludwig Minkus realisee par John Lanchbery
Chorégraphie et mise en scène Rudolf Noureev
d’apres Marius Petipa (Opéra national de Paris, 1992)
Decors Ezio Frigerio
Costumes Franca Squarciapino
Lumieres Vinicio Cheli

【キャスト】
Nikiya : Aurelie Dupont
Solor : Benjamin Pech
Gamzatti:Nolwenn Daniel
L'Idole doree : Mallory Gaudion
L'Esclave : Yann Bridard
Le Rajah : Laurent Novis
Le Grand pretre : Richard Wilk
Danse Manou : Sandrine Marache
Le Fakir : Stephane Elizabe
Soliste indienne : Fanny Fiat
Soliste indien : Julien Meyzindi
1ere variation (Ombre) : Emilie Cozette
2eme variation (Ombre) : Melanie Hurel
3eme variation (Ombre) : Dorothee Gilbert

パリのオペラ・バスティーユにて鑑賞しました。当初の配役では、ニキヤは、クレールマリ・オスタだったのですが、当日配られた配役表ではオレリー・デュポンになっておりました。怪我によるオスタの降板でオレリーが代役になったようです。怪我をしたオスタには申し訳ないけれど、私としては、オレリーのニキヤのほうが観たかったので、ちょっと嬉しいサプライズ。とはいえ、オスタの怪我も気になります。来日公演も控えているだけに、早く回復して元気に来日してほしいところ。
 さて、公演ですが、やはりオレリーのニキヤの素晴らしさに尽きますね。オレリーのニキヤって、いまいちイメージできなくて、ガムサッティのほうが似合いそうだなんて思っていたのですが、いやいやなんのなんの、とても素敵なニキヤでした。オレリーのニキヤは、たおやかな悲劇のヒロインという感じではなく、自らの意思で悲恋に決着をつけた強い女性という感じ。その潔さみたいなものが、妙にカッコよかったです。見た目も非常に美しいですし、踊りも安定していて、本当に安心してみていられる。まさにエトワールの踊りでした。
 対するノルウェン・ダニエルのガムサッティは、かなり悪女オーラ全開の憎憎しい女性でした。私は映像で見たエリザベット・プラテルの世間知らずのお嬢様的なガムサッティのイメージが染み付いているので、何もここまで邪悪オーラをアピールしなくても・・・とちょっと引き気味だったんですが、後日テレビ映像でみたドロテ・ジルベールのガムサッティ(※このテレビ映像については、後日詳しく記事にする予定です。)も非常に悪女オーラ全開の憎憎しいガムサッティだったので、こういう悪女的なガムサッティ像のほうが主流なんでしょうかね?ここまで悪女オーラなガムサッティだと、ソロルが騙されてるようで、そうなっちゃうと、なんだか、ガムサッティだけが悪者で、ソロルの“裏切り者”的な負い目が軽減されるような気がしてすっきりしない。私にとっての「ラ・バヤデール」の悪役は、あくまでソロルなんだもの。ソロルには、とことん負い目を感じてもらって、とことん後悔して嘆いてもらわなくっちゃ。そのかわり、ガムサッティが憎たらしくなればなるほど、ニキヤとの女同士のガチンコバトルは迫力満点で、ドラマとしては盛り上がるので、どちらのアプローチも甲乙はつけがたいところですが、私はやっぱり、プラテル系の世間知らずなお姫様ガムサッティが恋しくなりました。
 ペッシュのソロルは、とてもオーソドックスなソロルだったように思います。踊りに関しては、オレリーとの相性は非常によかったように思いました。サポートといい、コンビネーションといい、よかったと思います。ただ、ソロとなると、非常に地味で、可もなく不可もなくといった無難な存在でした。ソロルのヴェリエーションでは、もっと跳躍を見せてもらえるかと思ったのですが、こちらも無難にこなしていただけといった感じで、会場を沸かせる域には達していなかったように思います。ただ、ペッシュは着地が優雅ですね。柔らかい、優しい着地をするのに好感をもちました。
 コール・ド・バレエは、非常に良かったです。満点とは言いがたい部分もあったのですが、角度や四肢の上げ下げのタイミングなど、やはり統一感を心がけていることは、非常によく伝わってくる踊りで、影の王国の場面では、「これよ!これ!こうでなくっちゃ!」と言わんばかりに揃っていました。あと、1幕や2幕の男性の群舞、火祭りの踊り(?)も迫力満点で、イケメン揃いということも含めて、非常に目で楽しませてもらえました。
 影の王国のヴァリエーションでは、ドロテ・ジルベールが観れたのが嬉しかった。やはりとても素敵で印象的でした。とても華があるしチャーミングなバレリーナさんですよね。今後に期待したい人です。でもやっぱり、今夜、一番、目をひきつけてやまなかったのは、やはりオレリー!彼女のニキヤが見れただけで、パリへ来たことを嬉しく思えた夜でした。
カーテンコールでのオレリー・デュポンとバンジャマン・ペッシュ。(撮影:JOLLY)
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ラ・バヤデールラ・バヤデール
ルドルフ・ヌレエフ パリ・オペラ座バレエ ミンクス


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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 23:32:37│
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