メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-『バレエの美神たち』 2006-

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2006年02月05日(Sun)

『バレエの美神たち』 2006

カテゴリー:ガラ・小作品集・ダンサー特集記事編集

『バレエの美神たち』 2006
【鑑賞日&場所】2006年2月5日 東京NHKホール
【指揮】アンドレイ・アニハーノフ
【演奏】レニングラード国立歌劇場管弦楽団(一部、テープを使用)

-第1部-

◆「ドン・キホーテ」第2幕2場より「夢の場面」
音楽:L.ミンクス                   
振付:M.プティパ/N.ボヤルチコフ     
出演:イリーナ・ペレン(キトリ)、オクサーナ・シェスタコワ(森の女王)、レニングラード国立バレエ

◆「ロミオとジュリエット」
音楽:S.プロコフィエフ
振付:V.ワシーリエフ
出演:ナタリア・レドフスカヤ、ゲオルギー・スミレフスキー

◆「ダジラード」
音楽:M.ラヴェル                       
振付:A.リグライナー              
出演:草刈民代、 ミハイル・シヴァコフ

◆「オーニス」
音楽:          
振付:ガルニエ         
出演:ウィルフリード・ロモリ

◆「レクイエム」
音楽:W.A.モーツァルト/C.ストーン      
振付:笠井 叡
出演:ファルフ・ルジマトフ

-第2部-

◆「忘れないで…」(スヴィアン・トワ…)
音楽:Y.ティエルセン、A.アマー  
振付:M-C.ピエトラガラ、J.ドゥルオ     
出演:マリ=クロード・ピエトラガラ 、ジュリアン・ドゥルオ

◆「幻想舞踏会」
音楽:F.ショパン                
振付:D.ブリャンツェフ        
出演:ナタリア・レドフスカヤ 、ゲオルギー・スミレフスキー

◆「スパルタクス」よりアダージョ
音楽:A.ハチャトリアン        
振付:Y.グリゴローヴィチ          
出演:タチアナ・チェルノブロフキナ、ドミトリー・ザバブーリン

-第3部-

◆「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ
音楽:P.チャイコフスキー                     
振付:M.プティパ/N.ボヤルチコフ
出演:オクサーナ・クチュルク、レニングラード国立バレエ

◆「眠りの森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:P.チャイコフスキー             
振付:M.プティパ           
出演:イリーナ・ペレン、アンドリアン・ファジェーエフ

◆「アヴェ・マイヤ」
音楽:J.S.バッハ/C.グノー 
振付:M.ベジャール
出演:マイヤ・プリセツカヤ

◆「シルヴィア」よりパ・ド・ドゥ
音楽:L.ドリーブ                
振付:ジョン・ノイマイヤー
出演:デルフィーヌ・ムッサン、ウィルフリード・ロモリ

◆「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:L.ミンクス                        
振付:M.プティパ/N.ボヤルチコフ
出演:ファルフ・ルジマトフ、オクサーナ・シェスタコワ、レニングラード国立バレエ


悲しいお知らせにもめげず、上京して見て参りました“ロモリ祭り”こと“バレエの美神たち”。それにしても長かった。4時間を超えるとは、予想外。見ている分には、あっという間だったような気もして、時間の長さを苦痛に感じたわけではないのだけれど、4時間を越えられちゃうと帰りの飛行機の時間に間に合わなくなるので、カーテンコールは諦め途中退席して帰りました。(それでも空港についたのがギリギリで冷や冷やしましたが・・・。)。座席も、奮発した甲斐あって、非常に良く、双眼鏡なしで、ダンサーの顔がしっかりと拝める場所だっただけに、よけいにイレールがいないことが悔しかったです。
 公演自体の感想ですが、初めて生で見るダンサーがほとんどだったので、それなりに楽しんできましたが、わざわざ上京してまで見たかった内容かというと微妙・・・。地元の公演だったとしても行くかどうか迷いそうな内容でした。というのも基本的にガラってあまり好きじゃない上に、コンテとクラッシックが混在されていると、そのそれぞれのテイストの違いによって感情を切り変えたり合わせたりしていくのがしんどくて・・・。やはり全幕で、流れにあわせて感情移入していくほうが私には合っているようです。以下は、それぞれの演目についての感想。

◆「ドン・キホーテ」第2幕2場より「夢の場面」
最近、マールイのダンサーの顔と名前が一致しはじめて、ちょっとお気に入りのバレリーナさんなんかも出てきてるのですが、そのうちの筆頭が、オクサーナ・シェスタコワ。今回、生で見て、やっぱり大好きになってしまいました。今回は、森の女王を踊っておられたのだけれど、ドルネシア姫のイリーナ・ペレンを差し置いて、私の目は森の女王に釘付けでした。可愛さとエレガントさが同居したような雰囲気と、彼女の腕が妙に好き。イリーナ・ペレンの体は、細いですねー。折れそうなほど細い。そしてちょっと化粧が濃い。

◆「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ
イレール降板のお詫びに追加された演目とのことでしたが、うーん、正直なところ、あえて追加してくれなくてもよかったです。まず、この演目はテープ音源だったのですが、このテープの音が劣悪。演奏もめちゃくちゃ早いテンポの演奏で、私は気にいりませんでした。情緒のカケラも感じなかった。振付も、なんだかなーという感じで微妙。

◆「ダジラード」
この演目、けっこう好きです。コンテですが、「愛」をしっとりとそれでいて暑苦しくなく見せてくれるテイストが好みでした。噂のシヴァコフも始めて拝見しましたが、噂どおりキュートな雰囲気のダンサーですね。草刈さんも、とても若々しく見えてお綺麗でした。

◆「オーニス」
この演目もかなり好き。ハンドネオン(=アコーディオン)の音色が、どこかバグパイプの音色にも聞こえて、ちょっとアイリッシュダンスのようにも思える感じ。振付自体もアイリッシュダンスっぽかったり、ところどころにスペインのフラメンコ的なステップがあったりして、素朴な農村で踊られるような民族舞踊といったカジュアルな空気の漂う作品でした。本当は3人で踊る演目だそうで、フォーメーションだとか、動作のシンクロする様子は3人のほうがもっと楽しめそうな感じの作品でしたが、ロモリは一人で大健闘していたと思います。というかロモリに似合っている演目だなーと思いました。初めて見た、生ロモリですが、カッコよかったですよ。あの額のMの字がなけりゃ、もっとオトコマエに見えたんだろうなーと思うこと然りでしたが、一緒に行っていた友人は「あの額のMの字さえも愛しく感じるようになってきた。」と申しておりました。私も思わず、イレールの分までガンバってくれたロモリに心から大きな拍手をしちゃいました。

◆「レクイエム」
ファルフ・ルジマトフのストイックな空気とレクイエムっていうのは似合いますね。一体、腕にいくつ関節があるんだ?と問い掛けたくなるような腕の動きが非常に印象的で、上半身裸なこともあってルジマトフの鍛え上げられた美しい筋肉&身体をじっくり観察できる演目でした。ルジマトフファンと思しきお隣の席のマダムは、すっかり魂を持っていかれていた様子でした。私自身は、この手のコンテ作品は、あまり好きじゃないのですが、映像と違って、生だとやはり「気」が伝わってくるので、退屈はしませんでしたが、多少睡魔を誘われたことは否めません。私にとっては、初めての生ルジマトフでしたが、ルジマトフはルジマトフで、映像で見る印象とさほど変らず、ダンサーとしての凄さや素晴らしさは感じるものの、やはりそれほど私のツボにはハマらなかったです。
◆「忘れないで…」(スヴィアン・トワ…)
今回の公演の、睡魔との戦いの最大の難所はこの作品でしょうね。周囲を見渡すと、私のお隣のマダムも含め、ウツラウツラと船を漕いでいる方が数名・・・。私はといいますと、睡魔には負けませんでしたが、こういう「何が言いたいのか?」を考えながら見るような作品って苦手なので、やはりかなりの難所でした。しかも無音ってのは、「眠ってくれ」と言ってるかのよう。(苦笑)プログラムを買ってないので、勘違いしているかもしれませんが、別離という答えを出したカップルが、その答えにお互いに苦しんでいる感じ。とにかく、苦悩する様子を延々見せられるので、気が滅入ります。裸足で踊っていたのでモダン・バレエになるのかな?ピエトラガラはカッコよかったですが、やっぱり、コンテやモダンは苦手です。一緒に行った友は「ジュリアン・ドゥルオの刺青が気になる。裸になるならメイクで消して出てきて欲しい。」と申しておりました。

◆「幻想舞踏会」
「忘れないで…」(スヴィアン・トワ…)の後だっただけに、非常にこの演目が始まった瞬間ホッとしました。やはりこういう音楽を堪能できるバレエ作品が好きです。ショパンの、やや甘いめの旋律にあわせ、淡い色目のふわふわのシフォンのドレスの衣装のナタリア・レドフスカヤと、淡いブルーのトップスにライトグレーのタイツ姿のゲオルギー・スミレフスキーが優雅におどっておられました。ライトグレーのタイツって綺麗ですね。白タイツより違和感を感じさせないのでライトグレーを推奨したいです。

◆「スパルタクス」よりアダージョ
片手リフトの場面で、タチアナ・チェルノブロフキナがグラっとしてしまい、ドミトリー・ザバブーリンの肩を両手でギューと掴みなおすというハプニングがあり、ちょっと見ていて冷や冷やしましたが、それ以外は、素晴らしかったです。

◆「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ
オクサーナ・クチュルクは、とても可愛らしくて、オーロラのイメージにピッタリでしたが、踊りは、まだまだ甘い。難しい場面だから、緊張するのはわかるのだけれど、マイムではニコニコと笑顔で可愛らしいのに、いざ、ローズ・アダージョという場面で、口がヘの字に見えるほど緊張して、眉間にシワさえ見えてきそうなぐらいの気合の入れ方だったので、スッカリ興ざめしてしまいました。もうちょっと余裕が欲しいところ。

◆「眠りの森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
オーケストラが、非常にゆっくりと演奏していたのが印象的。そして、イリーナ・ペレンもアンドリアン・ファジェーエフも非常にゆっくりと丁寧すぎるぐらい丁寧に踊っておられましたが、そのスロー・テンポのせいで、勢いがなくなってしまって、迫力に欠けてしまっていたのが残念。二人とも非常に頭が小さくて、スレンダーでスタイル抜群。ファジェーエフのルックスが、ちょっとマラーホフっぽかったです。

◆「アヴェ・マイヤ」
マイヤ・プリセツカヤの美しさと可愛らしさにノックアウト!御年80歳を越えているとは思えません!50代といっても通用する魔性のアンチエイジングっぷりに目を見張りました。ハイヒールで踊る姿もチャーミング。でもべつに2回同じ演目を踊ってくれなくてもよかったんですけどね・・・。

◆「シルヴィア」よりパ・ド・ドゥ
ノイマイヤーの「シルヴィア」は大好きなので、ここだけ見せられると、全幕観たい!という気持ちで一杯になってしまいます。今回は、シルヴィアとアミンタのパ・ド・ドゥではなくて、ディアナとエンディミオンのパ・ド・ドゥでした。ムッサンとロモリの踊りは、私には、良いのか悪いのかすら、いまいち良くわかりませんでしたが、でもノイマイヤーの「シルヴィア」全幕を見ていない人には、このディアナとエンディミオンの状況がわかるのかしら?とか、いらぬ心配をしながら見てしまいました。ムッサンとロモリだと、やはり映像のマリ・アニエス・ジロとジョゼ・マスティネズに比べると、かなり地味な印象を受けてしまいますが、地味な二人も地味ながらに素敵でした。私は楽しめました。

◆「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ

やっぱり、オクサーナ・シェスタコワって素敵~。
もう今回の公演で、一番私を楽しませてくれたのは彼女です。真っ白の衣装の上品なキトリでしたが、元気いっぱいで、とても好感の持てるキトリ。連続フェッテも綺麗に決めて、とっても素敵でした。ルジマトフのバジルは、あまり好みではないんですね。とくに4幕のグラン・パでのバジルを踊るルジさんは、あまり好みじゃないのです。なのでツボにはハマリませんでした。その代わり、オクサーナ・シェスタコワにメロメロになってしまいました。

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 23:55:48│
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