メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-シュツットガルト・バレエ団「ロミオとジュリエット」(アマトリアン&フォーゲル)-

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2005年11月15日(Tue)

シュツットガルト・バレエ団「ロミオとジュリエット」(アマトリアン&フォーゲル)

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シュツットガルト・バレエ団「ロミオとジュリエット」(全3幕)
【公演日&会場】
2005/11/15(火)18:30~ 大阪フェスティバルホール
【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【振付】ジョン・クランコ
【音楽】セルゲイ・プロコフィエフ
【装置・衣装】ユルゲン・ローゼ
【出演】アリシア・アマトリアン(ジュリエット)、フリーデマン・フォーゲル(ロミオ)、イリ・イェリネク(ティボルト)、ニコライ・ゴドノフ(パリス)、アレクサンドル・ザイツェフ(マキューシオ)、フィリップ・バランキエヴィッチ(ベンヴォーリオ)、シュツットガルト・バレエ団
【演奏】関西フィルハーモニー管弦交響楽団
【指揮】ジェームズ・タグル
11/15(火)大阪フェスティバルホールにて鑑賞。最近は物入りだったこともあり、本当は行く予定にしていなかったのだけれど、得チケで半額の券が出回っていたので、なーんとなく参加。しかし一昨日の演奏会でプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」、しかも大~好きなシャルル・デュトワさんの指揮でチェコ・フィルの演奏する素晴らしい演奏を聞いてきた直後なだけに、バレエのオマケ的なオーケストラ演奏を聞くことに対し、多少不安もありつつ鑑賞に挑む。ま、バレエとなると意識は耳より目に集中することもあって、それほどオケは気になりませんでした。(でも、デュトワさん&チェコ・フィルの演奏が素晴らしかったことはシミジミと実感しましたけれど・・・。)
さて、バレエの中身について。
今まで見慣れているロミジュリは、マクミラン版とヌレエフ版で、今回は、初めて見るクランコ版というのに興味があって見に行ったわけなのだけれど、これまた、とても素敵でした。
パ・ド・ドゥの振付などは、やはりマクミラン版のほうが流れるような感じがするので好きだけれど、クランコ版もストーリーを語るのには何不足ない振付で、登場人物たちの心理変化の描写がとてもわかりやすく構成されているので、とても感情移入しやすい舞台だったように思います。
今回の舞台で、とくに気に入ったのが、ユルゲン・ローゼによる舞台美術と衣装。彩度を落としたスモーキーな色彩をベースに、ビビッドな色をアクセントに使うあたりの色彩配分のセンスが絶妙。加えて、この舞台装置が、すべての場面で利用されているにもかかわらず、場面場面で、いろんな表情を見せるあたりの効率のよさも素晴らしい。ある時は、橋げた、あるときは、回廊、あるときは窓枠、あるときはエントランスのアーチといった風に、1つの装置であるのに、とても効果的に活用されていたことに感動しました。場面転換の際の光と影の使い方も絶妙で、とても美しい。決してお金をかけて豪華に仕上げているというわけでもないのに、無駄がなく、上品で、美しい、本当に素敵な美術と衣装でした。
ダンサーたちに関しては、特別お目当ての人がいたわけでもなく、というより、ドイツのバレエ&ダンサー事情に疎いこともあって誰一人知らない状態だったのですが、どのキャラクターも説得力のある役作りで、踊りもなかなかすばらしく、特に表現力にかけては、プロコの素敵なメロディの効果もあって、グググーーーっと物語の中へと引き込ませてくれました。アリシア・アマトリアンのジュリエットは、とても共感しやすいキャラクターだったように思います。あまりやんちゃな部分を強調するわけでもなく、ごく自然な少女でした。踊りは、とても若々しくて安定していたし、恋をするまでの戸惑い、恋を知ってからの情熱、無理矢理結婚させられることへの葛藤、ロミオと別れる辛さ、そしてロミオへの愛、すべてが、とても説得力のある表現でした。フリーデマン・フォーゲルのロミオも、若々しくて粋のイイ印象。とくにマキューシオたちとやんちゃにはしゃぐ踊りと、ジュリエットと恋をしてから、愛情あふれる踊り&少し大人になった感じとのギャップが上手く出ていたように思います。一番印象的だったのが寝室のパ・ド・ドゥのときかな。普段なら、ジュリエットが大人になったという印象が強い場面ですが、今回は、ロミオがとても大人になって成長している感じがしました。マキューシオもとてもよかった。ティボルトの存在感がちょっと弱かったかな。このへんは、いかんせんヌレエフ版のティボルトで洗脳されている私には、やや物足りなかったのだけれど、普通は、こんなものかしら。それにしても、こんなに場面場面にシックリとくる音楽を作るなんて、プロコフィエフの音楽って、素晴らしいわー。大好き。

スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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