メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-ドキュメンタリー『明日のエトワールたち~パリ・オペラ座バレエ学校』 -

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2006年03月08日(Wed)

ドキュメンタリー『明日のエトワールたち~パリ・オペラ座バレエ学校』

カテゴリー:パリ・オペラ座バレエ記事編集

ドキュメンタリー『明日のエトワールたち~パリ・オペラ座バレエ学校』
A l’ Ecole des Etoile
【脚本・監督】ジェローム・ラベルザ
【製作】2002年 フランス 1時間30分
【出演】
教師:クロード・ベッシー、クリスティアンヌ・ヴラッスィ、ベルナール・ブーシェ、ブリジット・ルフェーブル、ギレーヌ・テスマー、クロティルド・ヴァイエ
ダンサー:ニコラ・ル・リッシュ、オレリー・デュポン、ローラン・イレール、エレオノーラ・アバニャート、マニュエル・ルグリ、マリ=アニエス・ジロー、クレールマリ・オスタ、レティシア・プジョル、イザベル・ゲラン、エリザベット・モーラン、ヤン・ブリダール、カデル・ベラルビ、ジャン=ギョーム・バール、ウィルフリード・ロモリ、リオネル・ドラノエ他
生徒:マチルド・フルステー、ローラ・エケ、マリ=レティシア・ディエデリッシュ、メディ・アンゴ、エミリ・アスボン、シャルロット・ランソン、ロレーヌ・レヴィ、マリ=レティシア・ディエデリッシュ、メディ・アンゴ、シンシア・シリベルト 他
【収録演目】(すべて部分抜粋)
◆ローラン・プティ振付『クラヴィーゴ』(ニコラ・ル・リッシュ、ヤン・ブリダール)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』のリハーサル(オレリー・デュポン)
◆ローラン・プティ振付『クラヴィーゴ』(エレオノラ・アッバニャート、バンジャマン・ペッシュ)
◆ローラン・プティ振付『クラヴィーゴ』(マリ=アニエス・ジロ)
◆ブルス・テイラー振付『ジャズ』(エコール5年生の生徒たちによるデモンストレーション)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』のリハーサル(マリ=アニエス・ジロ)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』のリハーサル(オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ)
◆アンジュラン・プレルジョカージュ振付『ル・パルク』のリハーサル(ローラン・イレール、オレリー・デュポン)
◆ローラン・プティ振付『クラヴィーゴ』のリハーサル(クレールマリ・オスタ)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』のリハーサル(クレールマリ・オスタ、エリザベット・モーラン、ローラン・イレール)
◆カデル・ベラルビ振付『嵐が丘』(ニコラ・ル・リッシュ)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』のリハーサル(レティシア・プジョル、マニュエル・ルグリ)
◆ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』(レティシア・プジョル、アニエス・ルテステュ)
◆ローラン・プティ振付『クラヴィーゴ』(ニコラ・ル・リッシュ、クレールマリ・オスタ)
◆クロード・ベッシー振付『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』舞台稽古(エコールの生徒たち、マチルド・フルステー、ヴァンサント・シャイエ)
◆カデル・ベラルビ振付『嵐が丘』のリハーサル(ニコラ・ル・リッシュ、エレオノラ・アッバニャート、ジャン=ギョーム・バール)
◆カデル・ベラルビ振付『嵐が丘』のリハーサル(ニコラ・ル・リッシュ、マリ=アニエス・ジロ)
◆カデル・ベラルビ振付『嵐が丘』のリハーサル(リオネル・ドラノエ、ジェレミー・ベランガール)
◆ジョージ・バランシン振付『ウエスタン・シンフォニー』(エコールの生徒たち)


CS(シアター・テレビジョン)にて放映されていたものを録画鑑賞しました。フランスで2002年に放映されたテレビ番組のようです。オペラ座バレエの最高位“エトワール”を目指すバレエ学校の生徒たちを追ったドキュメンタリーで、最終学年の生徒たちが、憧れのオペラ座の入団試験を受けるまでの日々を舞台やバックステージから描いているだけでなく、オペラ座の2001~2002シーズンの当時プルミエール・ダンスーズだったマリー=アニエス・ジロ、エレオノラ・アッバニャート、レティシア・ピュジョル、クレール・マリ・オスタを中心にエトワールを目指すプルミエールたちの心境なども描かれており、非常に見ごたえ満点のドキュメンタリーでした。
 このドキュメンタリーのみどころは、やはりバレエシーンの豊富なこと。本番映像も、DVD化されていないキャストのものや、リハーサルシーンなんかも豊富で、舞台裏がかいまみれて非常に楽しかったです。個人的に一番面白かったのは『ル・パルク』と『クラヴィーゴ』の有名なキスシーンのリハーサルが両方見れること。『ル・パルク』は、イレールとオレリーで、オレリーが勢いよくキスしにきたもんだから、思わず吹き出してしまうイレールという微笑ましい1コマもありました。『クラヴィーゴ』は、実生活で夫婦のニコラとオスタなので、プティが「この場面は家で練習してくるかい?」なんていう冗談を言ってたり。あと、イザベル・ゲランや、ローラン・イレールなど、ヌレエフから直接指導を受けた元エトワールが、『ラ・バヤデール』などで後輩の指導をしている場面が見れたのも嬉しかったです。
 エレオノラ・アバニャートは、シチリア出身だったんですね。少女時代にマルセイユ・バレエの『眠りの森の美女』に出演している映像をみたことがあるので、フランス南部出身だとは思っていたけれど、シチリアってことは、イタリア出身なんだー。『嵐が丘』のリハーサルで、ベラルビの振付に対し不満げだったのかしら?ちょっとふてくされた表情をしている彼女をニコラが気を使って頭を撫でてたのが妙に微笑ましかったです。(やっぱり、ニコラってイイやつね。)
 ジロはノルマンディのカン出身。バレエ学校時代は、いつもトップだったそう。学校時代は楽しかったけれど、バレエ団に入ってからは、いろいろ辛いこともあったとか。コルセットをつけて背骨のゆがみを矯正して踊っていたという苦労話もでてきておりました。
 レティシア・プジョルはトゥールーズ出身。お父さんはトゥールーズのタクシー運転手なんですって。ローザンヌのコンクールで優勝してオペラ座バレエ学校に入ったとか。先日エトワールになったエルヴェ・モローはボルドー、マチュー・ガニオはマルセイユと、こうしてみると、みんなフランス各地から集まっているんですね。
 結局、レティシア・ピュジョルが、ケガで降板したクレールマリ・オスタの代役で「ドン・キホーテ」を踊って、このドキュメンタリーの撮影の途中でエトワールに任命されたようで、喜びより戸惑いの心境をインタビューで語っていたのも印象的でした。この映像の中で、「私はエトワールになれると思うわ」と断言していたジロも、有言実行で今はエトワール、オスタも結局は現在はエトワール。ロモリもこの映像だと「もう諦めている」みたいな発言をしていたけれど、結局、今はエトワールだし、なにはともあれ、みんな可能性を秘めたダンサーであると評価されたということなのでしょう。
 そのほかにも、当時エコールの第一課程(最高学年)だったマチルド・フルステーがインタビューや取材を受けていました。彼女の表情には、常に余裕を感じるので、たぶんエコールでも実力もあって注目されていたのでしょうね。合格した女の子は、マチルド・フルステー、ローラ・エケ、エミリ・アスボンの3人だけ。あの舞台の隅っこに立つだけでもたいへんなんだなーとしみじみ感じさせられました。不合格だった少年少女たちに「戦いなさい、人生はそういうものよ!」と励ますベッシー女史のコメントが印象的でした。

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このドキュメンタリーに登場した演目のDVD

パリ・オペラ座バレエ団 「クラヴィーゴ」全幕パリ・オペラ座バレエ団 「クラヴィーゴ」全幕
ニコラ・ル・リッシュ クレールマリ・オスタ パリ・オペラ座バレエ団
ラ・バヤデールラ・バヤデール
ルドルフ・ヌレエフ パリ・オペラ座バレエ ミンクス
DON QUICHOTTE~ドン・キホーテ〈全幕〉~DON QUICHOTTE~ドン・キホーテ〈全幕〉~

スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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