メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-パリ・オペラ座バレエ『カルメン』『若者と死』-

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2006年04月07日(Fri)

パリ・オペラ座バレエ『カルメン』『若者と死』

カテゴリー:パリ・オペラ座バレエ記事編集

パリ・オペラ座バレエ『カルメン』『若者と死』
◆「カルメン」CARMEN
【振付】ローラン・プティ
【原作】プロスペリ・メリメ 
【音楽:ジョルジュ・ビゼー
【美術:アントーニ・クラヴェ
【出演】クレールマリ・オスタ(カルメン)、ニコラ・ル・リッシュ(ドン・ホセ)、ギョーム・シャロー(エスカミリオ)、ドロテ・ジルベール(盗賊)、アレクシス・ルノー(盗賊)、マルタン・シェ(盗賊)
【収録】2005年7月 パリ・オペラ座ガルニエ宮 約46分

◆「若者と死」Le Jeune Homme at la Mort
【振付】ローラン・プティ
【原作】ジャン・コクトー 
【音楽】J・S・バッハ「パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
【美術】ジョルジュ・ヴァケビッチ
【衣装】カリンスカ
【出演】ニコラ・ル・リッシュ(若者)、マリ=アニエス・ジロ(美女=死)
【収録】2005年7月 パリ・オペラ座ガルニエ宮 約19分
なお、Dansomanieさんの記事によると、詳細キャストは、下記のとおり。


『Carmen』
Carmen: Clairemarie Osta
Don José: Nicolas Le Riche
Les Chefs des brigands: Dorothée Gilbert, Alexis Renaud, Martin Chaix
Escamillo: Guillaume Charlot

Caroline Bance, Aurélia Bellet, Miteki Kudo, Laurence Laffon, Muriel Zusperreguy, Sarak Kora Dayanova, Eve Grinsztajn, Alice Renavand, Séverine Westermann, Marie-Isabelle Peracchi

Bruno Bouché, Sébastien Bertaud, Vincent Chaillet, Vincent Cordier, Jean-Philippe Dury, Erwan Le Roux, Samuel Murez, Francesco Vantaggio

『Le Jeune Homme et la Mort』(若者と死)
Nicolas le Riche &Marie-Agnès Gillot



◆特典映像(約24分)
ブリジット・ルフェーブル、ニコラ・ル・リッシュ、ローラン・プティのインタビュー映像

カルメン/若者と死カルメン/若者と死


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楽天内のショップでも取り扱いあり。

収録時間66分で特典映像に、ルフェーブルさん、ニコラ、プティのインタビューが付いていて、定価は¥5,040 (税込)。どうせなら「アルルの女」も入れて3本立てで100分程度で売ってくれればいいのに・・・と、コストパフォーマンス的には、やや不満もありますが、見せていただけるだけでも嬉しいのがファン心理。ニコラ・ル・リッシュ三昧なところが嬉しいです。では、それぞれの作品についての感想を。

◆『カルメン』
巷では、いまいち評判の良くないクレールマリ・オスタのカルメンですが、うーん、確かに物足りない。というのも、すべてにおいて、シャープさが足りないの。まず、オスタの体型って、とても優しい印象を与える女性らしい曲線の体型だと思うのです。これは、オスタが太っているという意味ではなくて、ラインが優しいんですよ。その優しいラインの体型のかもし出す空気が、カルメンという役に似合わないんですね。カルメンを踊るに当たり、そういう体型的なハンデ既に持っている彼女が、そのハンデを、踊りでカバーできれば良かったんですが、残念ながら、それが十分にできていないので、物足りなく感じてしまうのでしょう。プティの「カルメン」は、ウルトラ・スーパー美脚の愛妻ジジ・ジャンメールのために振付けたものですから、やはりポイントは脚。オスタの脚は、振付をこなすことで精一杯といった感じで余裕がありません。余裕がないので、キレがないし、キレがないから、シャープさや、クールさが滲み出てこない。それらが出てこないから、脚が語らないので退屈なんですよね。しかもカルメンという役は、ドン・ホセの上位に立たないとダメ。踊りの点で、ドン・ホセを踊るニコラ・ル・リッシュを圧倒するぐらいの存在感でなければ、やはり見ている人の心を打つには至らない。それはオスタには、ちょっとまだ役不足な気がしました。とはいえ、ショートカットのオスタは、コケティッシュで可愛いんですけどね。魔性の女というよりも、悪あがきしている可愛らしい小悪魔ハニーって感じでした。でも表情なんかは、素敵でしたよ。ただ必死で頑張っているのが伝わってくるのに結果が伴なっていないだけに、踊りが痛々しかったですが。(苦笑)
 対するドン・ホセのニコラ・ル・リッシュ。プティ版カルメンのドン・ホセって、カルメンに振られる男にしては、カッコよすぎるぐらいカッコいいんですよね。そんなドン・ホセをニコラ・ル・リッシュが踊るとどうなるんだろう?という好奇心で一杯だったのですが、いやはや、非常にカッコよかったです。ニコラ・ル・リッシュって、太ったり痩せたりの差が結構はげしくて、イケテル時(=痩せているとき)と、イケテナイ時(=太っているとき、痩せすぎているとき)の差も激しいイメージなのだけれど、今回は、非常に痩せているけれど、見た目に美しい痩せっぷりで、そんなルックスでキレ味のあるシャープな踊りを披露してくれてとても素敵でした。とくに足さばきのシャープさが光っていました。やはりこの人の存在感ってすごいので、これを上回るカリスマ性を持ったカルメンを持ってきてほしかったな。個人的には、「若者と死」のファム・ファタールをオスタにして、こっちの「カルメン」をジロで見たかった気もします。
 その他のキャストでは、ドロテ・ジルベールが意外とたっぷりと見れるのが嬉しいですね。ドロテは、連続フェッテも披露してくれているのですが、シングルやドゥーブルどころか、トリプルまで披露。町のあばずれ娘といった雰囲気満点で、彼女のカルメンも面白そうだなーと思いました。なお「カルメン」のオススメCDは、こちらの過去記事で紹介していますので、興味のある方は、合わせて御覧くださいませ。

◆『若者と死』
この映像、舞台収録なのですが、まるでスタジオ収録なのかとおもうほどに、アップや、カット割が多用されています。アップで嬉しい場面もあるにはあったのですが、やはり舞台の正面から見える全体の枠の中で、2人のダンサーを同じ枠の中で見たかったなというのが本音のところ。でも私はニコラ・ル・リッシュの手が大好きなので、冒頭のタバコを吸う手だけのアップ場面は、かなり萌え映像でした。それにしても、この作品、ニコラ・ル・リッシュのベスト・ロールとまで言われているだけあって、やはり見ごたえ満点でした。ずっと見たい見たいと思っていたので、やっと見れた喜びで一杯。噂どおり、跳躍の高さといい、表現力といい、ニコラは素晴らしかったです。この苦悩する若者をニコラが踊ると、本当に母性本能がくすぐられる感じ。(笑)この作品、映画『ホワイトナイツ』でバリシニコフが踊る映像や、ルドルフ・ヌレエフとジジ・ジャンメールが踊った映像他、生の舞台も含めていろんなダンサーが踊っているのを見たけれど、それぞれに個性があって面白いですね。プティさんのインタビューによると、踊るダンサーによってアレンジを加えたりして振付は変更していっているそうです。
ファム・ファタールのマリ=アニエス・ジロは、想像どおり迫力満点で、まさに若者に襲い掛かるような「死」でした。登場した瞬間から、コワイ。(笑)ニコラの若者が生に対し、どんどん萎縮していく様子に非常に説得力を加える「死」でした。でも、私は、ここまで「美女=死」に迫力を求めていないんですよ。もっと真綿で首をしめるような感じの「美女=死」のほうが好みなんですね。だから、しつこいけれど、こっちをオスタで、「カルメン」をジロでみたかったかも。ついでに、ジロったら、黒髪おかっぱカツラが似合わないのね。オペラ座のカツラって、オペラの場合は、すべて人毛を使い、ひとりづつの頭の形にあわせて手作りするとドキュメンタリーでは言っていたのだけれど、バレエの場合は違うのかしら?どうみても、あの黒髪のテクスチャーは偽物っぽい。長さもジロの顔立ちには微妙で、とってつけたようだった。もうちょっと短くてもいいのにね。
 ちなみに、どちらの作品も収録時の状況がチャコットのDANCE CUBEで写真&記事で紹介されています。
 
◆特典映像
皆さんけっこうたっぷりお喋りしてくれていますね。ル・フェーブルさんは「『アルルの女』『若者と死』『カルメン』の三作品を同時に上演することに意義がある。」と熱くかたっておられるのに、どうしてDVDには「アルルの女」が入ってないの?と、ここでも素朴な疑問が浮かびました。やはり市販されていないけれどルグリとゲランの素晴らしい映像が存在するから、不要ってことなのかしら?
プティさんがインタビューで語っていたニコラのために振付けたという「山猫」という作品、ニコラが一人で二役をしたとか。非常にみてみたくなりました。
ニコラもお話上手。起承転結をうまくつけて語ってくれていました。プティに認められるまでの経緯を語る姿が非常にチャーミング。そして、あのニコラの寝癖にも母性本能をくすぐられました。(笑)あと、インタビューでもニコラの手のアップが何度も写るのが嬉しかったです。カメラマンは、きっと私と同じ「ニコラの手フェチ」だわね。ニコラは、薬指に、しっかりとゴールドの結婚指輪をしていました。最後に「もっと話そうか?」と尋ねたときに「もっと話して!」と言いたくなってしまいました。

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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