メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-斎藤友佳理『ユカリューシャ』(DVD)-

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2006年05月04日(Thu)

斎藤友佳理『ユカリューシャ』(DVD)

カテゴリー:東京バレエ団記事編集

斎藤友佳理『ユカリューシャ』(DVD)
【出演】斎藤友佳理(東京バレエ団)
    マニュエル・ルグリ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
    マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ エトワール)
    首藤康之(東京バレエ団特別団員)
    ほか 東京バレエ団
【指揮】アレクサンドル・ソトニコフ(ボリショイ劇場)
【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団
【協力】チャイコフスキー記念東京バレエ団/(財)日本舞台芸術振興会
【収録】2005年8月ゆうぽうと簡易保険ホールにて、98分+特典13分 カラー
【収録作品】
◆『ラ・シルフィード』第2幕より
  音楽:ジャン=マドレーヌ・シュナイツホーファー
  演出・振付:ピエール・ラコット
  出演: シルフィード: 斉藤友佳理
      ジェームズ: マチュー・ガニオ
      シルフィード(ソリスト): 乾 友子、高木 綾、奈良春香
◆『パ・ド・カトル』
  音楽:チェーザレ・プーニ
  振付:アントン・ドーリン
  出演: タリオーニ: 吉岡美佳
      グリジ: 井脇幸江
      グラーン: 上野水香
      チェリート: 小出領子
◆『カルメン』ハイライト
  音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
  振付:アルベルト・アロンソ
  出演: カルメン: 斉藤友佳理
      ホセ: 首藤康之
      エスカミリオ: 高岸直樹
      ツニガ: 後藤晴雄
      運命(牛): 大島由賀子
◆『椿姫』よりパ・ド・ドゥ
  音楽:フレデリック・ショパン
  振付:ジョン・ノイマイヤー
  出演:斎藤友佳理、マニュエル・ルグリ
◆インタビュー
  マチュー・ガニオ、マニュエル・ルグリ
◆特典映像
  斎藤友佳理ロング・インタビュー(リハーサル映像付)

20060408232947.jpg斎藤友佳理『ユカリューシャ』
斉藤友佳理、マチュー・ガニオ、マニュエル・ルグリ、首藤康之他

6,090円(税抜価格5,800円)
新書館から発売中。
FAIRYのサイトにて通販可能


「ユカリューシャ」とは斎藤友佳理さんのロシア式の愛称のこと。斎藤友佳理さんの芸術選奨文部科学大臣賞の受賞を記念して行われた同名の公演から4作品を収録したDVDです。この舞台、生で御覧になった方も多いのでしょうね。
私の場合、斎藤友佳理さんに対しては失礼ながら特別な思い入れはなかったものの、共演者(マチュー・ガニオ、マニュエル・ルグリ、首藤康之)には非常に興味があったので、この舞台が開催されると知ったときには、上京できない身を悔しく思ったものですが、映像で残していただけて非常に嬉しい限りです。
全体としての感想は、とにかく、3種類の演目で全く違った斎藤友佳理さんの3種類の踊りが堪能できるだけでなく、東京バレエ団のソリストの方々の踊りを一度にたっぷり見られる豪華な映像としても、とりわけ退団した首藤康之さんが踊る映像として非常にありがたい映像だと思いました。そして、やはりパリ・オペラ座バレエのファンとしては、マチュー・ガニオとマニュエル・ルグリのゲスト出演も嬉しい限り。とくにこの二人から、斉藤さんへのメッセージをかねたインタビューが収録されているところも嬉しい。当初、新書館のDVDは高いので購入を躊躇していた私ですが、見終わったら、この値段出しても買って損のない内容の濃い映像だなと思いました。以下、各作品の感想を。

◆『ラ・シルフィード』第2幕より
斉藤さんのシルフィードは、とても軽やかで、浮遊感満点で、さすがといった感じでした。マチュー・ガニオの踊るラコット版『ラ・シルフィード』のジェームズは、パリ・オペラ座でのオレリー・デュポンとの舞台の映像がDVDとして市販されていますが、あの映像の頃よりも、ちょっと踊りや表情に余裕がでてきている感じ?怪我明けでベストな状態ではなかったらしいのだけれど、ソロなんかも、パリオペ映像よりも安心してみていられました。パ・ド・ドゥは、非常にサポートも軽やかで、斉藤さんのシルフィードの軽やかさをさらに強調していて良かったように思います。それにマチュー・ガニオのルックスの麗しさは、やはり目の保養になりますよね。ジェームズの衣装があんなに似合うなんて、本当に女の子みたいに綺麗。そしてインタビューで、はじめてマチュー・ガニオの声を聞きました。あんな声&喋り方だったとは、全くもって意外。喋らないほうが素敵かも・・・。(苦笑)マチュー・ガニオが、斉藤さんのことをvousでなくtoiと親しみをこめて呼ぶあたりも微笑ましかったです。

◆『パ・ド・カトル』
この演目って、毎回、非常に感想を書きにくい演目。誰が踊っても、大きな差を感じないというか、どこをどう見ればいいのか、いまいちよくわかってなかったりするので、非常にコメントしづらいです。しかもカメラがわりと引き気味で撮っているので、今回の4人の女性陣に疎い私としては、どれが誰?状態。この4人、体格的には、バラバラな印象の方たちなのだけれど、舞台で踊りだすと、4人の体格差は全然違和感がなかったのが不思議でした。あと、以前、井脇幸江さんのサイト(http://www.yukie.net)の中で、井脇さんが、この舞台でド・ピンクの衣装を着ることについてコメントされていたので、どんなピンクなんだろう?と気になっていたのですが、これが噂のド・ピンクだったんですね。(笑)たしかに、すごいピンクでした。

◆『カルメン』ハイライト
これは、もう踊る首藤さんを見れたことで眼福状態。東京バレエ団でのレパートリーを封印していた首藤さんを電話で口説き落としてくれた斉藤さんに心から感謝です。ちょっと舞台が暗いので、顔の表情なんかが見づらかったのが難点でしたが、それさえ我慢すれば、首藤さんの踊りが映像で残ったことが嬉しい。私の場合、首藤さんの踊りの何が好きかって、もう断然「手(≒指先)」なんです。本当に手の動きが綺麗な人だなと毎回思うのですが、今回も首藤さんの「手」は素晴らしく美しくて素敵でした。首藤さんは、いたぶられキャラ(≒切ない役どころ)が似合いますよね。ドン・ホセも、非常に悲劇的というか、いじらしいというか、やや自虐的で痛々しいというか、とにかく切なさ満点で、非常に首藤さんらしいドン・ホセだなーと感じました。斎藤さんの「カルメン」は濃いですね。さきほど見たシルフィードと全然違う踊りで、その変身ぶりには、さすがプロ!と驚かされましたが、好みかといわれたら微妙。ちょっと熱演&濃すぎてむせかえりそうだったので・・・。(苦笑)でも、あのガツン!と床に突き刺すような脚には、魅了されました。アロンソ版の「カルメン」は、複数の男性ダンサーたちによる見せ場があるので、先ほどまでのプログラムは、東京バレエ団の女性ダンサーたちに囲まれる斎藤さん、このプログラムは、東京バレエ団の男性ダンサーたちに囲まれる斎藤さんといった感じがして、バレエ団員への斎藤さんからの感謝の思いみたいなものが伝わってきて、とてもいいプログラム構成だなーと思いました。

◆『椿姫』よりパ・ド・ドゥ

これは、やはりルグリの『椿姫』の映像が残ったことが嬉しいです。ルグリのアルマンは、やっぱり優雅なサポート名人でした。斎藤さんの椿姫は、ちょっと演歌調な椿姫。斎藤さんって、感情表現が濃厚な方なんですね。その濃さが、和風な濃さなので、こちらの作品では、私には演歌のコブシみたいに感じました。斎藤さんのインタビューで「ルグリさんと踊るときは、何もしようとしてはいけない。何もしないで、彼にまかせておけば、彼が正しい位置にもっていってくれる。」と仰っておられました。そういえば、ルグリと踊るのは、ロール・スロイスに乗ってるようなものだと例えたバレリーナさんがいましたよね。それだけ安心できて優雅な気分にさせてくれる人ということなのでしょうね。さすがルグリ~。

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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
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