メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-マリインスキー劇場バレエ「白鳥の湖」(大阪フェスティバルホール)-

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2006年12月02日(Sat)

マリインスキー劇場バレエ「白鳥の湖」(大阪フェスティバルホール)

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マリインスキー劇場バレエ「白鳥の湖」(3幕4場)
1幕:65分、2幕:40分、3幕:25分
鑑賞日時:2006年12月2日 17:00開演 大阪フェスティバルホール
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ
改定振付:コンスタンチン・セルゲーエフ
台本:ウラジミール・ベーギチェフ、ワーシーリー・ゲーリツェル
装置:イーゴリー・イワノフ
衣装:ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮:アレクサンドル・ポリャニチコ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団

オデット/オディール:アリーナ・ソーモワ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルスンツェフ
王妃(王子の母) :エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師 :ピョートル・スタシューナス
道化      :アンドレイ・イワーノフ
悪魔ロットバルト:マキシム・チャシチェーゴーロフ
王子の友人たち :イリーナ・ゴールプ、エカテリーナ・オスモールキナ
         クセーニャ・オストレイコーフスカヤ
小さな白鳥  :ワレーリア・マルトゥイニュク、オレシア・ノーヴィコワ
        エレーナ・ワシュコーヴィッチ、イリーナ・ゴールプ
大きな白鳥  :ユーリヤ・ボリシャコーワ、エカテリーナ・オスモールキナ
        クセーニャ・オストレイコーフスカヤ、エカテリーナ・コンダウローワ
2羽の白鳥  :ダリア・スホルーコワ、クセーニャ・オストレイコーフスカヤ
スペインの踊り:ガリーナ・ラフマーノワ、リーラ・フスラーモワ
        イスロム・バイムラードフ、アレクサンドル・セルゲーエフ
ナポリの踊り :ヤナ・セーリナ、マクシム・フレプトーフ
ハンガリーの踊り:ポリーナ・ラッサディーナ、アンドレイ・ヤーコヴレフ
マズルカ   :スヴェトラーナ・フレプトーワ、イリーナ・プロコフィエヴァ
        オリガ・バリンスカヤ、クセーニャ・ドゥブロヴィナ
        アレクサンドル・クリーモフ、カレン・イワンニシャン
        フョードル・ロプホーフ、ニコライ・ナウーモフ


待ちに待った、マリインスキーの来日公演を見てきました。
まず、総評から言いますと。

「最高!」

とにかく、この一言に尽きます。ダンサーは、コール・ドの末端に至るまで安心して見ていられるレベルだし、何より今回、オーケストラも来日してくれていたので、オケのレベルも最高で、世界の一流の実力をしっかりと堪能させてくれる舞台。やはりクラッシックバレエは、こうでなくちゃ!さすがロシア!といわんばかりの完成度の高い舞台でした。
まず、主役のお二人。とにかく美しい。なんとも絵になるお二人で、非常にエレガント。オペラグラスを持っていなかったのでお顔立ちまでは見えなかったのですが、もう全体の雰囲気にノックアウト。めちゃくちゃ素敵。
ダニーラ・コルスンツェフのジークフリートは、非常に大人な雰囲気で、マザコンでもなけりゃ、とくに悩みを抱えているような精神的な不安定さもない心身ともに健康的なイメージ。花嫁選びに対してもナーバスになっているというよりも、とくに不安も期待もしていない、運命をそのまま受け入れようとしているような素直さと大人な雰囲気が印象的でした。そんな王子が、白鳥オデットと出会い、恋をしてから自分の意思が強く芽生えるわけですが、ここもそれほどワガママさを感じさせるわけでもなく、ただ芯の強さが伝わってくるというのでしょうか、頼りがいをかんじさせるというのでしょうか、とにかくカッコイイ王子様でした。踊りは、派手さはないけれど、とにかくひとつひとつの動きが非常に丁寧でノーブル。全く非の打ちどころのない踊りを披露してくれておりました。おまけに、もともと長身で、手足も長いので、すべてが絵になる人で、本当にウットリ。とくに、ジュテなどの際に踏み切った後の後ろ足の足先までもがとてもキレイで、ひとつひとつの動きの最後の最後の瞬間まで意識している感じが非常に好ましかったです。
アリーナ・ソーモワのオデットも、非常に素晴らしかったです。まず、白鳥の基本ともいえる、腕の動きは、まさに鳥そのもの。踊りも非常に安定していて、とくにバランスが素晴らしく、静止姿が非常に美しい人でした。キャラクター的には、鼻につくような媚や女々しさのない、それでいて、しなやかさやたおやかな雰囲気に充ちており、女性らしい魅力に溢れる素敵なお姫様。悲劇のヒロインとして嘆いているというよりも、自分の置かれた運命に諦めを抱き、開き直っているような前向きな雰囲気があって、ジークフリートとの出会いで、その前向きな雰囲気がさらに強まったようなポジティブなイメージのオデットでした。
一方オディールになると、それほど邪悪なオーラを感じさせる存在ではないものの、しなやかさやたおやかさよりも、芯の強さやカッコ良さが全面に強調されているような雰囲気の踊りで、オデットとの踊りのメリハリは、しっかりと強調されていて素敵でした。連続フェッテは、オケとの阿吽の呼吸ともいえるコンビネーションで、超高速。ダブルもバシバシ入れて頑張っておりました。ただ、技術力を見せることに集中しすぎ、バランスを崩したり、フォームが乱れたりする部分が見え隠れたのが残念。私は、連続フェッテに関しては、シングルでもいいから丁寧に踊って欲しいほうなので、ここだけが私にとっては、マイナスポイントでした。
その他のキャストでは、道化が素晴らしかった。跳躍の高さ、軽がるとした動きもさることながら、一番ビックリしたのは超高速ピルエット。かなりの超高速。これらのテクニックを見せて場を沸かしてくれるだけでなく、キャラクターとしても非常にチャーミングで、道化としての役割をまさに十二分に発揮していたように思います。
あと、ロットバルトもとてもよかったです。跳躍が軽くて、高いし、存在感もしっかりあって、なかなかのものでした。
白鳥のコール・ドも素晴らしかった。とくに腕。全員の腕の動きが、非常にしなやかで、美しく、しかも、全員の動きが揃っていて美しいのなんのって。
とにかく、全体的なレベルの高さをしみじみと感じさせてくれるすばらしい舞台でした。このマリインスキーの「白鳥の湖」の本国での公演が今度NHKでTV放映されるのが、本当に楽しみです。(詳細はこちら)。


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スレッドテーマ:バレエ ジャンル:学問・文化・芸術
 
│posted at 21:35:28│
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