メールマガジン JOLLYのお茶の間バレエ鑑賞記-熊川哲也&Kバレエカンパニー「ベートーヴェン第九」(映像)-

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2008年06月07日(Sat)

熊川哲也&Kバレエカンパニー「ベートーヴェン第九」(映像)

カテゴリー:Kバレエ・カンパニー記事編集

熊川哲也&Kバレエカンパニー「ベートーヴェン第九」

第一楽章:大地の叫び(Cry of the Earth)
第二楽章:海からの創世(The Creation of the World from Ocean)
第三楽章:生命の誕生(The Birth of Life)
第四楽章:母なる星(The Mother Planet)

振付・演出/熊川哲也
セット&衣装デザイン/ヨランダ・ソナベンド
収録日/2008年3月
収録場所/東京 赤坂ACTシアタ


DVDは2008年8月6日発売予定。定価¥ 8,190 (税込)ですが、Amazonでの予約購入は¥ 1,884 (23%) OFF価格: ¥ 6,306 (税込)

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2008年3月、東京・赤坂に新しく誕生した赤坂ACTシアターのプレミアムオープニングとして上演され、昨年5月の怪我以来、熊川哲也10ヶ月ぶりの舞台復帰作となった新作バレエ「ベートーヴェン第九」が、5月4日(日・祝) 午後11:00 ~WOWOWで放映されておりまして、録画鑑賞いたしました。インタビューを含め1時間半ぐらいの映像です。バレエ映像としては、複数の角度のカメラで撮影されていて、カメラアングルの切り替えが若干めまぐるしくも感じるものの、アップと引きのタイミングは絶妙で、踊りを見たい場所ではダンサーの身体全体をしっかりと写してくれていたので、大きな不満はありませんでした。

まずは熊川氏のインタビュー映像から始まるのですが、非常にいい表情をしておられたのが印象的。とても生き生きとして、作品を作り上げた喜びと自信、そして自分自身が怪我から復帰して踊れることへの喜びっていうのかな、とにかく、表情がとても輝いておられました。熊川氏のインタビューは、歯切れがよくて気持ちいいですね。ピシッピシっと要点を伝え、強気の発言でありながらも、そこにバレエに対する深い愛が滲み出ているから憎めない。彼がよく言う「バレエの神様に恩返しをしたい」という言葉、彼が言うからこそ、非常に重みがあってステキだなと思います。

作品自体は、ベートーヴェンの「第九」を、熊川哲也氏がバレエ作品として演出・振付し、第1楽章「大地の叫び」、第2楽章「海からの創世」、第3楽章「生命の誕生」、第4楽章「母なる星」という構成で、悠久の「地球」をめぐる壮大なドラマが展開する構成となっておりました。

ベートーベンの「第九」というと壮大なシンフォニー。それを地球(≒宇宙)規模のスケールでとらえて視覚化しよういうアイディアは、非常にピッタリですね。下手に物語形式にするよりも、抽象的にそのテーマを視覚化するという試みは、見る側にも非常に受け入れやすい。私は、素直に楽しめました。ただ、抽象的ゆえ、途中、ちょっと飽きた気もなきにしもあらずでしたが、それは私がシンフォニックバレエがあまり得意ではないからだと思います。

セットは、モダンかつシンプル。いつものヨランダ・ソナベンド氏によるもの。舞台の上にオーケストラがいるという演出も面白い。それにしても全体を通して、久しぶりにKバレエカンパニーを見ると、ダンサー層が厚くなったんだなーと思いました。とくに男性ダンサー。こんなにコールドにたくさんの男性ダンサーを配置できるほどのカンパニーになってたんですね。

以下、各楽章部分の踊りについて


◆第一楽章:大地の叫び(Cry of the Earth)

赤を基調にした舞台&衣装(レオタード)。中央に男性ソリストを置き、それを取り囲むような群舞。全体的にキビキビとした動きで、いかにも熊川氏に似合いそうな振付。音楽の視覚化という点では、リズムと動きの強弱がピタっとハマっていて、とても見ていて心地のいい踊りでした。


◆第二楽章:海からの創世(The Creation of the World from Ocean)

ブルーのレオタード姿の女性たちによる群舞なのですが、音楽の力強さに比べ、女性陣の動きが、若干甘い(=音楽に踊りが負けている)気がしました。音楽に乗り切れていないというか、パワーが足りないというか、ちょっと物足りない。「海」の持つ、包み込むような優しい雰囲気は出ていましたが、ベートーヴェンに負けてる感じ。あと、腕は、もっと優雅に動かして欲しいなぁ・・・。腕の動きが若干バタバタして見苦しい感じがしました。


◆第三楽章:生命の誕生(The Birth of Life)

パ・ド・ドゥを中心に緩やかで穏やかな踊り。後半は男女3組のダンサーによるパ・ド・ドゥ。可もなく不可もない無難な雰囲気。目にも心にも優しい雰囲気です。


◆第四楽章:母なる星(The Mother Planet)

白いトップスに黒のタイツ姿の熊川団長登場。いかにもクライマックスといった演出です。熊川氏の踊りは、相変わらず、跳躍と回転が素晴らしい。熊川さんらしいキレのある踊りを見るにつけ、熊川哲也完全復活といった感じでした。30代後半にして、しかも怪我の直後に、ここまでの跳躍と回転を見せてもらえると、心から安心してしまいました。白い衣装の男女群舞の後、また熊川団長の見せ場あり。ちょいと俺様熊様的演出が鼻につく感じもなきにしもあらずですが、これは今に始まったことでもないし、想定内なので憎めません。(笑)やはり、熊川哲也ありきのバレエ団。看板ダンサーであること、そして、そのオーラは、やはりバレエ団の中でもダントツで突出しているだけに、熊川さんの復活を改めて嬉しく思いました。そして、カーテンコールの熊川さんの生き生きとした表情が、復活の喜び、そして舞台の成功のすべてを物語っている気がします。

 
│posted at 19:46:10│
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